アオムシ(モンシロチョウ)
チョウ目 シロチョウ科
Pieris rapae crucivora Boisduval Common white
【加害作物】アブラナ科
日本全国に分布し、成虫は最も親しみ深い蝶の代表である。幼虫は農薬には弱いが、成長が早く、摂食量が多いため、1頭でも残ると被害が大きい。成長すると大胆に葉の表にいることが多いが、虫の色と作物の葉の色が似ているため、意外と見落としがちである。作物が小さい苗のうちは、防除を怠ると、深刻な被害を及ぼすことがある。
近年北日本には、海外からオオモンシロチョウが侵入した。寄生植物は同じで、成虫はかなり似ている。一方幼虫は、毛虫状で、しかも集団で生育することから、本種とは外観が全く異なる。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
●ベリマーク®SC
大事な育苗期にこの1剤で、
幅広い重要害虫を速やかに防除。
長い残効で、作物をしっかり守ります。
キャベツアオムシに対する防除効果
2008年 (社)愛知県植物防疫協会
【試験概要】◎品種:金系201 ◎播種:4月11日 ◎区制:1区 5.4㎡ 48株/区 3連制 ◎定植:5月14日 ◎発生程度:中発生 ◎処理日:5月14日 ◎処理方法:ベリマーク®SC 400倍500mℓ/セルトレイ、対照J剤 0.5g/株/セルトレイ株元処理 ◎調査方法:1区30株に寄生している虫数を発育ステージ別に調査。
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キャベツべリマーク®SCの定植後の残効
べリマーク®SCのいずれの処理時期においても、高い効果が定植28日後まで長く続くことが認められました。
【試験概要】2021年 フィールド・バイオリサーチ(株)
◎試験場所:茨城県牛久市久野町 ◎品種:キャベツ(天空) ◎対象害虫:アオムシ ◎発生状況:自然発生・少→甚発生 ◎区制:14株/4.2㎡(2m×2.1m)、3反復 ◎播種:4月14日 ◎定植日:5月11日 ◎薬剤処理日:4月27日(定植14日前)、5月4日(定植7日前)、5月10日(定植前日) ◎処理方法:ベリマーク®SC400倍希釈液 500㎖/セルトレイ(30cmx60cm、128穴)◎調査方法:定植7日後、14日後、21日後、28日後および34日後に処理区の両端を除く10株の生息幼虫数を若齢、中齢、老齢別に集計した。薬害の症状およびその程度を目視で調査した。
詳しくはベリマーク®SC 製品ページへ
はくさいアオムシに対する防除効果
2010年 静岡県農林技術研究所 伊豆農業研究センター
【試験概要】◎品種:無双 ◎播種:5月1日 ◎区制:1区4.1㎡ 20株 3連制 ◎定植:6月9日 ◎発生程度:少発生 ◎処理日:ベリマーク®SC 6月8日(定植前日)、対照M剤 6月9日(定植時) ◎処理方法:ベリマーク®SC400倍 500㎖/セルトレイ、対照M剤2g/株 ◎処理時の作物ステージ:展開葉4〜5葉 ◎調査日:6月16日(定植7日後)、6月23日(定植14日後)、6月30日(定植21日後)、7月7日(定植28日後) ◎薬害:認められなかった。
詳しくはベリマーク®SC 製品ページへ
●ベネビア®OD
すばやく食害をストップして、
葉裏の害虫も逃さない。
害虫の密度を抑制して、作物を長期間守ります。
ブロッコリーアオムシに対する防除効果
2010年(一社)福井県植物防疫協会
【試験概要】◎品種:ハイツSP ◎区制:1区 2.6㎡ 12株 3区制 ◎発生程度:少発生(放虫)◎播種:3月15日 ◎定植:4月18日 ◎処理日:5月28日 ◎処理方法:所定濃度の薬液をバッテリー式噴霧器を用いて、200ℓ/10a相当量を茎葉散布。◎調査方法:各区10株について寄生虫数を調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して効果が優り、無処理に対し効果は高く、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
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