プリロッソ®粒剤オメガ ユーザー証言ファイル
千葉県袖ヶ浦市
株式会社田中農園
代表田中佳洋さん 副代表田中 将洋さん
長男の佳洋さんと次男の将洋さんが中心となり、2020年に法人化。30名のスタッフとともに、だいこん17ha(冬自慢、春宴など)、えだまめ6ha、らっかせい3haを作付する。
1剤で複数の問題害虫が予防できる。
秀品率と作業効率が向上して、
収益がプラスになったのが、最大のメリット。
重要害虫のキスジノミハムシ、アブラムシや、
通年で発生するネキリムシ、アオムシ、ハイマダラノメイガも要注意
代々続くだいこん農家で、17haと大規模な経営を手がける田中さんご兄弟。11月~翌年3月どりの秋冬だいこん、4~5月どりの春だいこんを複数の取引先に販売していらっしゃいます。
契約栽培の取引も多いため、求められる秀品率や規格の達成は必須です。その達成を妨げ、選別作業の効率を下げる病害虫は、経営上の死活問題。ネキリムシ、アオムシ、ハイマダラノメイガなどシーズンを通して発生する害虫はもちろん、8~9月播種の作型でとりわけ気を使うキスジノミハムシ、アブラムシは徹底防除を心がけているとおっしゃいます。
田中農園の防除スケジュールは、播種前に土壌処理殺虫剤、8月下旬~翌年3月中旬までは殺虫剤を2種混用して播種時処理。生育期には2回防除を行い、11月~翌年5月にかけて収穫作業。生育期の2回目の防除に、4年前からベネビア®ODを愛用していらっしゃいます。
例年害虫発生の多い条件の畑なのに、優れた防除効果が長く持続
田中農園では地域の栽培技術確立のため、千葉県農林水産部君津農業事務所とともに2021年の秋、プリロッソ®粒剤オメガの現地試験を実施。以前から使用している他の粒剤2種を混用した慣行区と比較した結果、プリロッソ®粒剤オメガの優れた効果に驚かれたとのこと。
「慣行区の圃場と比べて、プリロッソ®粒剤オメガの試験圃場は日影が多くて、例年害虫の発生が多い条件の悪い畑。にもかかわらず秀品率の高さは比較した慣行区と同じでした。キズや形、病害虫の被害などで廃棄するだいこんも、慣行区よりすごく少なかった。全般的に、プリロッソ®粒剤オメガの防除効果には、目を見張るものがありました」と将洋さん。
「以前は3種の薬剤を混用していた時期もあり、1つの剤で幅広い害虫を抑えられれば、薬剤の混用作業が不要、総合的な害虫防除管理が楽にできる、などのメリットが生まれる」と佳洋さんもおっしゃいます。
こうした現地試験を経て田中農園では、2022年8月末から本格的にプリロッソ®粒剤オメガを導入されました。
「主に秋冬だいこんでは播種の2~3週間後に1回目の防除を行いますが、3週間以上は十分に残効がありますね。これから10月以降に播種する分は、本圃での1回目防除が播種1ヵ月後まで空いてしまうので、プリロッソ®粒剤オメガの残効はホントに重宝」と佳洋さん。
秀品率、収量が向上。
高品質のだいこんが揃うから、選別作業が効率化。雇用コストも低減
今まで播種時に処理していた他粒剤2種混用と、プリロッソ®粒剤オメガでは、単純にコストだけを比較すればほぼ同等とのこと。その上で、プリロッソ®粒剤オメガを選ぶ理由は、“生産性の向上”と将洋さんはおっしゃいます。
「プリロッソ®粒剤オメガの圃場は、明らかに秀品率が高まり、収量が増える。廃棄する分が少なくなるから、反当りの収穫本数も増えます。高品質のだいこんが揃うから、収穫後の選別作業や箱詰め作業が楽になる。その結果、うちのスタッフの作業時間が短縮されて、雇用コストが減らせ、最終的に収益がアップするんです」と分かりやすく説明くださる将洋さん。
「将来的には、だいこんや他の野菜も含めた当園の野菜ブランドの確立を目指したい。もっともっと多くの消費者に、当園の美味しい野菜を食べてもらいたいんです」と語るお二人。ご兄弟ならではの強い絆とエネルギッシュな取り組みに、大きな可能性をひしひしと感じた取材でした。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2022年10月取材時のものです。