ダイコンシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)
チョウ目 ツトガ科
Hellula undalis (Fabricius) Cabbage webworm
【加害作物】アブラナ科
寒い地方では冬を越すことができないため、西南暖地に生息している。しかしながら、温暖化により年々発生地域が北上している。気象条件により年ごとの発生にむらが大きく、発生予測が難しい。
葉が重なったような場所、特に生長点付近を好むため、作物に与える被害は大きい。とりわけ育苗中の被害は致命的である。薬剤が十分かかるよう丁寧に散布することが大切である。
さらに、作物の生育が盛んな時期には、農薬がかかっていない新展開葉が次々に出てくる。このため、散布間隔を短くすることなどが、防除上のポイントとなる。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
●ベリマーク®SC

大事な育苗期にこの1剤で、
幅広い重要害虫を速やかに防除。
長い残効で、作物をしっかり守ります。
はくさいハイマダラノメイガに対する防除効果

2012年 兵庫県農林水産技術総合センター
【試験概要】◎品種:耐病六十日 ◎播種:8月9日 ◎区制:1区 1.2㎡ 16株 3反復 ◎定植:9月7日◎発生程度:多発生 ◎処理日:9月6日 ◎処理方法:ベリマーク®SC400倍500mℓ/セルトレイ、対照L剤 100倍500mℓ/セルトレイ ◎調査方法:各区中央の20株に生息するハイマダラノメイガの幼虫数を若齢、中齢、老齢別に調査。
詳しくはベリマーク®SC 製品ページへ
キャベツハイマダラノメイガに対する防除効果

2012年 兵庫県立農林水産技術センター 農業技術センター
【試験概要】◎品種:彩音 ◎播種: 8月9日 ◎区制:1区4㎡ 30株 3連制 ◎定植: 9月7日 ◎発生程度:多発生 ◎処理日:9/6(定植前日) ◎処理方法:ベリマーク®SC 400倍 500㎖/セルトレイ、対照L剤 100倍 500㎖/セルトレイ ◎処理時の作物ステージ:定植苗(本葉4枚程度) ◎調査日:9月19日(定植13日後)、9月26日(定植20日後)、10月3日(定植27日後) ◎調査方法:各区全株(30株)に生息する幼虫数を若齢、中齢、老齢別に調査した。
詳しくはベリマーク®SC 製品ページへ
●ベネビア®OD

主要害虫キスジノミハムシを、
チョウ目害虫・アブラムシ類と同時に防除。
だいこんハイマダラノメイガに対する効果


2010年 奈良県農業総合センター
【試験概要】◎品種:耐病総太 ◎区制:1区 9.1㎡ 約40株 3連制 ◎発生程度:多発生(放虫)◎播種:8月27日 ◎処理日:9月6日 ◎処理方法:背負い式電動噴霧器で、葉に十分かかるよう80ℓ/10a相当量を散布。◎調査方法:各区任意の22株について、中心葉付近に寄生する幼虫数を若齢、中齢、老齢別に調査。また、散布4日後と7日後に中心葉の被害の有無を調査し、被害株率を算出。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して効果が優り、無処理と比較して効果は高く、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
詳しくはベネビア®OD 製品ページへ
防除におすすめの製品
*各製品のリンク先で登録内容を確認してご使用ください