プレバソン®フロアブル5 ユーザー証言ファイル
香川県三豊市
旭 博之さん
奥様、息子さんとともにキャベツ(春キャベツ、秋冬キャベツ)5ha、水稲を経営。また、年間5万羽の養鶏も手がける。
残効が長いから防除回数が減って減農薬に。
害虫を抑えて、収量が5%以上アップしたよ。
セルトレイ400枚を10分で灌注処理
キャベツを手がけて20年以上になるベテラン農家の旭さん。朝から収穫作業が続くお忙しい中、圃場におじゃましました。キャベツ栽培における最大の課題は、ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイムシ:以下、シンクイムシ)の防除。10年前まではシンクイムシの被害で泣かされてきた、と旭さんは振り返ります。
「以前は苗に灌注する薬剤なんてなかったから、キャベツの生育初期のシンクイムシが抑えられなかった。芯が食害されて結球しないなんてことがよくあったね」。
そんな旭さんは、地元の農業資材会社の紹介で10年前にはじめてプレバソン®フロアブル5を導入。定植前日のセルトレイ苗にジョウロでの灌注処理を開始されました。
「秋冬キャベツの場合、1回の定植は1ha分。セルトレイにすると400枚ぐらいだから、10分ほどで灌注処理できる。本圃での動噴散布と違って断然ラクだよね。これも使い続ける理由の一つ」とおっしゃいます。
ハイマダラノメイガと、コナガ、アオムシの密度が減った
旭さんは、定植前日の灌注処理で1回、本圃での生育期前半にローテーション散布の中で1回、プレバソン®フロアブル5を使用されています。実感されている最大のメリットは、「シンクイムシへの変わらぬ高い防除効果」だと指摘されます。
「とにかく初期のシンクイムシが全然いなくなった。まったく被害がなくなったから、以前と比べると5%以上は収量がアップしてるね。これは経営的にもほんと大きい。あと、コナガ、アオムシも抑えてくれてる感じで、害虫全体の密度が減ってるよね」とおっしゃいます。
また、「3週間から1ヵ月ぐらい残効があるんじゃないかな。以前は、2週間に1回の間隔で本圃の防除をしてたけど、今は多いときでも3週間に1回で済むようになったね。全体の防除回数が減って、ざっと計算しても、相当経済性が高い」。
身体もラクになった、と笑顔がこぼれる旭さん。今年の秋にはドローンによるプレバソン®フロアブル5散布も試験する予定なのだとか。「三豊にスマート農業が広がる日は、そう遠くない」。熱い言葉と明るい笑顔が印象的な旭さんの取材でした。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2022年4月取材時のものです。