プレバソン®フロアブル5 ユーザー証言ファイル
静岡県浜松市
兼子 保峰さん
お母様、お二人の息子さんとともに多品目栽培を展開。ブロッコリー45a、ねぎ30a、にんじん50aのほか、キャベツ、カリフラワー、プチヴェール、ばれいしょなどを作付。

ブロッコリーのほか、ねぎ、キャベツ、
カリフラワーなど多品目に使えて便利。
チョウ目害虫を幅広く抑えてくれるね。
手づくりのボカシ肥料などをこまめに散布し、美味しい野菜を消費者に

武田信玄と徳川家康・織田信長が争った“三方ヶ原の戦い”や、ブランドばれいしょなどでも知られる静岡県浜松市の三方原町。兼子さんはその三方原の地でブロッコリーをはじめ、ねぎ、にんじん、キャベツ、カリフラワー、プチヴェール、ばれいしょなど多品目栽培を手がけていらっしゃいます。
「多品目栽培のメリットは、作物の市場価格変動のリスク分散ができるし、連作障害も軽減できること。浜松の日照時間は全国トップクラスだから周年で営農するのにも有利なんだ」と兼子さん。“とにかく美味しい野菜を消費者に届けたい”と農業にかける想いはひとしおです。
兼子さんは“美味しい野菜”をめざすため、定植後のボカシ肥料を含め一作型を通じて計5回ほどの施肥を手作業で散布。ボカシ肥料は、魚カス、カニ殻、カキ殻、米ぬか、海藻などを混ぜたオリジナルを自作するなど、日ごろから野菜の美味しさを追求していらっしゃいます。
ハスモンヨトウ、コナガ、アオムシ、ハイマダラノメイガを長期間抑えてくれる
そんな兼子さんが「虫に食べられたら台無しだから」と最重要視されているのが害虫対策。ブロッコリーやねぎなどの害虫防除に3年前からプレバソン®フロアブル5を導入されています。

ブロッコリーでは、定植直前の苗にベリマーク®SCを灌注処理、定植後は7~10日間隔のローテーション防除の中で、生育期前半に1~2回、プレバソン®フロアブル5を使用していらっしゃるそうです。
「ベリマーク®SCを定植前に灌注処理しておくと、残効が長いから定植後の防除がラクになるんだ。特にシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)を確実に予防してくれるから助かってるよ。
プレバソン®フロアブル5は、チョウ目の害虫の発生が多い生育期前半の9~10月に使ってる。害虫の密度を下げて、長く抑えてくれるから、生育期後半の発生が低く抑えられるんだ。ハスモンヨトウ、コナガ、アオムシやシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)といった幅広い害虫に効果があるから、安心感があるんだよね」。
病害虫防除は500ℓのタンクを積んだブームスプレイヤーを使って実施されている兼子さん。多品目を栽培していることから、病害虫防除も複数の品目をまとめて行っていらっしゃるのだそうです。
「プレバソン®フロアブル5は、ねぎ、キャベツ、カリフラワー、プチヴェール※と、うちで手がけてる作物のほとんどに使えるでしょ。500ℓ薬液つくってブロッコリーの防除で200ℓ余ったとしても、その日のうちにねぎとかカリフラワーとかほかの作物にそのまま使える。すごく効率的だし、在庫も残りにくい」と兼子さん。
また、他作物に比べて市場価格が高めに取引されているプチヴェールの防除についても「プレバソン®フロアブル5は、薬剤をかけづらいプチヴェールにもすごく使い勝手がいい。浸透移行性が高いから、直接薬剤がかからなくても、コナガをしっかり防除できるんだよ」とおっしゃいます。
収量だけではなく品質も収益も重視して、その結果消費者に喜ばれる美味しい野菜を届けたい、と兼子さん。後継者である2人の息子さんと共に、先頭に立って産地を支え続けていかれることでしょう。
※プチヴェール®:(株)増田採種場の登録商標です。プレバソン®フロアブル5では「非結球あぶらな科葉菜類」の登録内容で使用できます。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2022年12月取材時のものです。