ベネビア®OD
1剤でコナジラミ類、アザミウマ類、
アブラムシ類、チョウ目害虫、
ハモグリバエに効果。
リモート説明動画「浸達性、有用昆虫への安全性編」
コナジラミの発生と効果的な散布タイミング(トマト越冬抑制型の場合)
成虫、幼虫の両方に効果を発揮
トマトコナジラミ類(タバココナジラミ バイオタイプQ)に対する効果
2009年 熊本県農業研究センター 生産環境研究所
【試験概要】◎品種:桃太郎8 ◎播種:2月2日 ◎区制:1区 7.5㎡ 10株 2反復 ◎定植:4月6日 ◎発生程度:中→多発生(放虫)◎処理日:5月15日 ◎処理方法:背負式動力噴霧器を用いて、300ℓ/10aを散布。◎調査方法:1区8株について、各株の上、中、下位から1複葉(3複葉/株)を選び、寄生する成虫数を計数。◎考察:本剤の防除効果は対照薬剤と比較し同等であり、無処理に対して高く、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
トマトハモグリバエ類(トマトハモグリバエ)に対する効果
2009年 (一社)日本植物防疫協会研究所
【試験概要】◎品種:桃太郎T90 ◎播種:2月 ◎区制:1区 6.3㎡ 14株 3連制 ◎定植:4月23日 ◎発生程度:中→多発生(放虫)◎処理日:6月11日 ◎処理方法:供試薬剤を所定の希釈倍数で希釈し、265ℓ10aの割合で葉の表裏が十分濡れるように背負式全自動噴霧器を用いて散布。◎調査方法:各区中央付近の10株について、株当たり1複葉にマークし、マーク葉およびその上位2複葉についてマイン数を程度別(小マイン:せん孔が3cm未満、中マイン:せん孔が3cm以上蛹化脱出前、大マイン:蛹化脱出後)に調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較し、優る高い防除効果が認められ、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
トマトオオタバコガに対する効果
2011年 兵庫県植物防疫協会
【試験概要】◎品種:桃太郎ファイト ◎区制:1区2.7㎡14株、3連制 ◎処理日:7月25日 ◎処理方法:肩掛け式小型噴霧器で180ℓ/10a散布した。◎調査日:7月25日、29日、8月2日 ◎調査方法:各区4~6段果計100果について寄生虫数を齢別に調査した。◎考察:対照薬剤に比較し防除効果は優っており、無処理に比べても効果は高かった。本剤のオオタバコガに対する2000倍の処理は実用性が高いものと考えられる。薬害は認められなかった。
トマトミカンキイロアザミウマに対する効果
2018年 (一社)日本植物防疫協会 茨城研究所
【試験概要】◎品種:桃太郎ギフト ◎区制:1区7.2㎡16株 3連制 ◎処理日:7月23日 ◎処理方法:背負式バッテリー噴霧器を用いて、23ℓ/10a量で葉の表裏に十分かかるよう散布した。◎調査日:7月23日、26日、31日、8月7日 ◎調査方法:各区中央付近の10株について中位~下位の複葉を株当たり1複葉(計10複葉)選び、生息する虫数を幼虫・成虫別に調査した。◎考察:本剤は、対照薬剤と比較して優り、無処理と比較して防除効果が認められた。実用性はあると考えられる。薬害は認められなかった。
トマトトマト黄化葉巻病 発病株率
無処理との比較で発病株率の低減に高い貢献が認められました。
2014年 熊本県農業研究センター内ガラスハウス
【試験概要】◎品種:りんか409 ◎対象害虫:タバココナジラミ(バイオタイプQ) ◎発生量:多発生(罹病株を設置) ◎区制:1区6株(3複葉/株)3反復 ◎播種:2月27日 ◎定植:4月15日 ◎処理日:5月9日、5月16日、5月22日 計3回 ◎調査日:最終散布15日後 ◎調査方法:トマト黄化葉巻病(TYLCV)の発病株数について全株調査した。
きゅうりミナミキイロアザミウマに対する効果
2015年 埼玉農業技術研究センター
【試験概要】◎品種:クラージュ ◎区制:1区9.2㎡11株 3連制 ◎処理日:6月12日 ◎処理方法: 362ℓ/10aの割合で、葉の表裏が十分ぬれるよう背負い式バッテリー噴霧器を用いて散布した。◎調査日:6月11日、19日、26日、7月3日 ◎調査方法:各区10株について、株当たり上位2葉および中位2葉(計40葉)に生息する虫数を幼虫・成虫別に調査した。◎考察:本剤は、対照薬剤とほぼ同等の効果を示し、無処理区と比較しても高い防除効果が認められた。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
きゅうりワタアブラムシに対する効果
2014年 宮崎県総合農業試験場
【試験概要】◎品種:エクセレント節成2号 ◎区制:1区 2.6㎡ 4株 2反復 ◎処理方法:6月19日、9~10葉期にネオニコチノイド抵抗性ワタアブラムシを株当たり約20~30頭接種。6日後に肩掛け噴霧器を用いて十分散布。◎調査方法:散布2日後、8日後、14日後に各区4株2反復について中位2葉に寄生する有翅、無翅の虫数を調査。◎考察:本剤は、処理14日後まで極めて低密度に発生を抑えた。ネオニコチノイド剤抵抗性ワタアブラムシに対して高い防除効果を示し、初発時期から中発生時期まで広い範囲の防除薬剤の一つとして普及性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
きゅうりウリノメイガに対する効果
2010年 兵庫県植物防疫協会
【試験概要】◎品種:シャキット ◎定植:7月24日 ◎区制:1区 6.6㎡ 10株 3連制 ◎処理日:8月25日 ◎発生程度:多発生 ◎処理方法:所定濃度液を150ℓ/10aの割で、肩掛け式手動噴霧器を用いて散布。◎調査方法:5芯葉に寄生するウリノメイガを齢別に調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較していずれの時期の防除効果も優っており、無処理に比べても効果は高く、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
ピーマンミカンキイロアザミウマに対する効果
2011年 宮崎県総合農業試験場
【試験概要】◎品種:京ゆたか ◎区制:1区5.1㎡8株2反復 ◎処理日:5月26日 ◎処理方法:電動式噴霧器を用いて200ℓ/10a散布した。◎調査日:5月26日、30日、6月2日、8日、14日 ◎調査方法:各区8株について、上位4葉に寄生する成幼虫数を調査した。◎考察:本剤2000倍は、対照薬剤と比較して優れる効果が認められた。また、無処理区と比較して効果が認められ、実用性はあると思われた。薬害は認められなかった。
ピーマンタバココナジラミに対する効果
2009年 茨城県【試験概要】◎品種:みおぎ ◎区制:1区12.4〜14.6㎡(5.4×2.3m~2.7m)15~18株 2連制 ◎処理日:7月27日 ◎処理方法:所定濃度の薬液を、背負い式電動噴霧器を用いて葉裏までよくかかる程度に十分量を散布した。◎調査日:処理前、8日後、14日後、21日後 ◎調査方法:各区とも、区の境を除く株について、中位葉から任意に25枚を採集し、葉裏に寄生する幼虫の個体群を齢期別に調査した。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して防除効果が優り、無処理と比較して高い防除効果が認められた。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
ベネビア®OD 混用事例(印刷用PDF)
※きゅうりに使用する場合、TPNを含む農薬との混用は薬害を生じるおそれがあるので、混用はしないでください。
※トマト及びミニトマトに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、以下のことに注意してください。
①アゾキシストロビンを含む農薬との混用はしないでください。
②アゾキシストロビンを含む農薬を散布した場合には、散布後2週間以上間隔をあけて本剤を使用してください。
(使用上の注意事項より抜粋)