そもそもウイルス病って何?
ウイルス病には作物によって様々病気があり、栽培初期に感染すると苗が枯れてしまったり、症状が進むと生長点付近で節間が短縮し、株全体が萎縮するなど、収量減に繋がることがあります。
そこで、対策を必要としている代表的なウイルス病を見てみましょう。
トマト:黄化葉巻病
| きゅうりなどウリ科:黄化えそ病
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オクラ:モザイク病
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ウイルス病の発生、および感染を止める方法
コナジラミの侵入・繁殖防止
ハウスに近紫外線除去フィルムを張り、施設の開口部に防虫ネット(0.4mmのものが有効)を設置する。
●ハウスに近紫外線除去フィルムを張り、施設の開口部に防虫ネット(0.4mmのものが有効)を設置する。
●ハウス周辺を除草し、タバココナジラミの生殖場所を作らない。
ウイルス病を発生・感染拡大の防止
●耐病性品種を導入する。(発病は抑えるが感染しないわけではないので防除は必要)
●TYLCVに感染した苗を定植しない。
●タバココナジラミの防除を徹底する。(発生密度を増やさないために予防的に防除する)
●発病株を根ごと抜き取り処分する。
ベネビア®ODは、ウイルス病の媒介抑制効果を示すだけでなく、幅広く、長期間にわたり害虫を防除し、その一方天敵やミツバチ・マルハナバチへ高い安全性をもったIPMにも組み込んでいただきやすい薬剤です。
タバココナジラミの化学的防除
タバココナジラミを徹底的に防除するための薬剤選定ポイントをご紹介します。
●タバココナジラミへの高い殺虫効果
●ウイルスを媒介させない吸汁活動の速やかな停止
●長期間続く残効
●栽培期間中に導入する天敵や訪花昆虫への高い安全性
●系統が異なる薬剤のローテーション
ジアミド系殺虫剤・ベネビア®ODも、以上の条件に当てはまる薬剤としてタバココナジラミの吸汁を素早く止めて黄化葉巻病のウイルス媒介抑制効果を持ちます。
それに加え、有効成分シアントラニリプロール(通称:サイアジピル®)として、
●チョウ目などの咀嚼性害虫だけでなく、コナジラミ類、アザミウマ類といった吸汁害虫に対しても高い効果を有します。
●撒きむらがあっても浸透移行性・浸達性の高さにより有効成分が作物のすみずみまで行き渡るので、葉裏にいるコナジラミ類にも効果を発揮します。
ウイルス病の媒介抑制効果を示すだけでなく、
幅広く、長期間にわたり害虫を防除し、
その一方天敵やミツバチ・マルハナバチへ高い安全性をもった
IPMにも組み込んでいただきやすい薬剤・ベネビア®ODをぜひご活用ください。