温度の上昇とともに増加するアザミウマなどの害虫を減らすため、低温期からベネビア®ODで密度を抑えておくことがポイントです。春はハウス外からの飛び込みも増え、アザミウマなどが多発します。多発すると散布ムラなども増え薬剤防除が困難となりますので、発生初期の防除で害虫を低密度に保つことが重要です。
2017年 (株)アグリクリニック研究所(社内試験)【試験概要】◎品種:とちおとめ ◎作物のステージ:収穫末期(開花期)◎処理日:5月11日、5月18日 ◎調査日:5月25日(2回目散布7日後)6月1日(2回目散布14日後)◎調査方法:各区100花に寄生したヒラズハナアザミウマ成幼虫の寄生数を調査した。◎考察:本剤2000倍液の150ℓ/10aの2回散布は、対照E剤5000倍液散布に比べて2回目散布7日後及び14日後に高い防除効果が認められた。薬害は認められなかった。
2009年 (一社)和歌山県植物防疫協会【試験概要】◎品種:さちのか ◎区制:1区 4.8㎡ 32株 3連制 ◎発生程度:中発生(放虫)◎定植:9月9日 ◎処理日:4月10日 ◎処理方法:所定濃度の薬液を背負式電動噴霧器で300ℓ/10a散布。◎調査方法:各区10~33花について、白色アクリル板上で花を10回程度叩いて落下した成虫・幼虫を計数。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して効果がほぼ同等で、無処理と比較して効果があり、実用性はあると考えられる。薬害は認められなかった。
2010年 兵庫県植物防疫協会【試験概要】◎品種:宝交早生 ◎区制:1区 5.0㎡ 12株 3連制 ◎発生程度:多発 ◎定植:11月27日 ◎処理日:6月3日 ◎処理方法:130ℓ/10aの割合で、肩掛け式手動噴霧器を使用し散布。◎調査方法:各区中央部の5株について各株の中位葉3葉に寄生するアブラムシ数(除有翅)を調査。◎考察:本剤は、対照薬剤に比較していずれの時期の防除効果もほぼ同等で、無処理に比べても効果は高かった。実用性は高いものと考えられる。薬害は認められなかった。
2009年 兵庫県植物防疫協会【試験概要】◎品種:宝交早生 ◎区制:1区 5.2㎡ 60株 2連制 ◎発生程度:多発生(自然発生+放虫)◎仮植:9月14日 ◎処理日:10月30日 ◎処理方法:肩掛け式小型噴霧器を用いて、105ℓ/10aの割合で散布。◎調査方法:各区中央部の接種株を中心とした10株について寄生虫数を齢別に調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して防除効果は優っており、無処理に比べても効果は高かった。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
ベネビア®OD 混用事例(印刷用PDF)
ベネビア®OD、トルネードエース®DFは、ドローン散布でも高い効果を実感。プレバソン®フロアブル5は、初期の害虫防除で一番頼れる薬剤だね。〈ベネビア®OD/埼玉県/ねぎ/内田さん〉
シロイチモジヨトウ、ネギアザミウマなどの重要害虫に長期残効。ベネビア®ODは、収穫前日まで使えるねぎ防除の万能薬だね。〈ベネビア®OD/大分県/ねぎ/ねぎ生産者さん〉
ハチへの影響日数が短いから使いやすい。タバココナジラミへの長い残効で、黄化葉巻病が減って、収量をしっかり確保。〈ベネビア®OD/熊本県/トマト/牧野さん〉
天敵への安全性が高い貴重な存在。天敵導入直前に使用することで、ミナミキイロアザミウマを長期間しっかり予防。〈ベネビア®OD/宮崎県/きゅうり/栗原さん〉
B系統のネギハモグリバエなど、ねぎの重要害虫を同時防除できて助かります。〈ベネビア®OD/埼玉県/ねぎ/竹内さん〉
“おいしい”の一言のために、だいこんの品質にこだわる。それは生産者としてのプライドです。〈ベネビア®OD/青森県/だいこん/竹ケ原さん〉
栽培初期のネギハモグリバエとネギアザミウマを防除し、ねぎの栽培計画を安定させる〈ベリマーク®SC・ベネビア®OD/京都府/ねぎ/林さん〉