ヒラズハナアザミウマ
アザミウマ目 アザミウマ科
Frankliniella intonsa (Trybom) Flower thrips
【加害作物】花粉を好み広範な作物に寄生する
しかし、被害を及ぼすのはトマト、いちご、ピーマンなど一部のみ
日本在来の害虫であり、野外の雑草にも普通に生息する。雌成虫は褐色でやや大型なので、ミカンキイロアザミウマやミナミキイロアザミウマと区別できる。しかし、雄成虫は橙黄色で区別は困難である。
花粉と蜜で生活しているので、葉などに被害は出さない。しかし、花内の子房に産卵することにより、果実が生育したのち産卵の痕が白斑等となり、商品価値が失われる。またウイルスの媒介も行う。
あまり顕著ではないものの、一部では農薬に対する抵抗性も獲得しており、注意が必要である。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
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いちごアザミウマ類(ヒラズハナアザミウマ)に対する効果
2017年 (株)アグリクリニック研究所(社内試験)
【試験概要】◎品種:とちおとめ ◎作物のステージ:収穫末期(開花期)◎処理日:5月11日、5月18日 ◎調査日:5月25日(2回目散布7日後)6月1日(2回目散布14日後)◎調査方法:各区100花に寄生したヒラズハナアザミウマ成幼虫の寄生数を調査した。◎考察:本剤2000倍液の150ℓ/10aの2回散布は、対照E剤5000倍液散布に比べて2回目散布7日後及び14日後に高い防除効果が認められた。薬害は認められなかった。
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