日本在来の害虫で、従来から多くの作物に寄生していたものの、大した被害は起こさず、その名の通りねぎ・たまねぎの害虫であった。しかし近年、みかんや各種野菜でも多発生と被害が報告されている。また、一部農薬に対しては抵抗性を身につけている。
防除に効果的な農薬
●ベリマーク®SC

大事な育苗期にこの1剤で、
幅広い重要害虫を速やかに防除。
長い残効で、作物をしっかり守ります。
ねぎネギアザミウマに対する防除効果

2011年神奈川県農業技術センター
【試験概要】◎品種:西田 ◎区制:1区 70株 3連制 ◎発生程度:多発生 ◎播種:3月24日 ◎定植:5月18日 ◎処理日:6月1日 ◎処理方法:本圃に所定量を灌注処理。 ◎処理時の作物ステージ:生育期 ◎調査日:処理6日後(6月7日)、13日後(6月14日)、22日後(6月23日)、28日後(6月29日) ◎調査方法:各区20株の各株中心2葉について幼虫数および成虫数を調査。(3区平均)
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ねぎネギアザミウマに対する効果

【試験概要】 2017年 埼玉県久喜市(社内試験) ◎処理方法:ベリマーク®SC 400倍0.5ℓ/枚、対照A剤 200倍0.5ℓ/枚 ◎処理日:5月16日 定植日:5月17日 調査日:5月25日、6月1日、7日、15日 ◎調査方法:展開している新葉2枚を調査部位とし、1区あたり10株を定点観察(3反復)する ◎調査項目:ネギアザミウマ(幼虫数)
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●ベネビア®OD

天敵・訪花昆虫を活かしながら、
アザミウマ類、アブラムシ類などの
重要害虫を防除します。
IPM(総合的病害虫・雑草管理)に適した使い方ができます。
キャベツネギアザミウマに対する防除効果


2009年 (一社)日本植物防疫協会研究所 高知試験場
【試験概要】◎品種:金系201号 ◎区制:1区 5.4㎡ 16株 3反復 ◎発生程度:多発生 ◎播種:3月15日 ◎定植:4月26日 ◎処理日:5月12日 ◎処理方法:肩掛け式動力噴霧器を用いて、葉の表裏が十分濡れるように散布。◎調査方法:各区10株の上位展開葉3葉に寄生する虫数を幼虫・成虫別に調査。◎考察:本剤散布は対照薬剤と比較して優り、無処理区と比較して高い防除効果が認められ、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
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ねぎネギアザミウマに対する効果

2010年 鳥取県農林総合研究所 園芸試験場
【試験概要】◎品種:吉蔵 ◎定植:5月7日 区制:1区 4.8m2 240株 3区制 ◎処理日:6月22日 発生程度:中発生処理方法:動力式噴霧器で200ℓ/ 10aの薬液を散布。◎調査方法:各区とも1区3ヶ所、計30株を選び、寄生する成幼虫数を調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して効果が高く、無処理と比較して効果は認められることから、実用性はあると考えられる。薬害は認められなかった。*1 提供:柴尾学氏
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ねぎネギアザミウマに対する効果


2016年 春日部農林振興センター
【試験概要】◎処理月日:ベネビア®ODは7月8日、対照J剤は7月12日に処理 ◎処理方法:動力噴霧器による散布 ◎調査日:7月8日、11日、15日、19日に調査 ◎調査方法:各区10株の3葉に寄生しているネギアザミウマを計数した ◎考察:供試薬剤の散布により、ネギアザミウマの密度を低く抑え、新たに展開したネギの葉は食害痕が発生せず良い状態を維持できた。対照薬剤に比べ残効が長く、効果は高いと考えられる。薬害は見られなかった。
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ねぎネギアザミウマに対する効果(無人航空機散布)

2020年 秋田県農業試験場
【試験概要】◎品種:吉蔵 ◎区制:無人航空機散布は反復なし3地点、地上散布区は20㎡ 3連制 ◎処理方法:7月20日に無人航空機散布区はドローン実機にて20倍希釈、散布液量2.0ℓ/10aとして展着剤を加用せず散布した。地上散布区は背負い式バッテリー噴霧器を用い、2,000倍希釈、散布液量200ℓ/10aとして展着剤(シンダイン5,000倍)を加用して散布した。◎調査方法:7月20日(処理前)、7月23日(処理3日後)、7月26日(処理6日後)、8月2日(処理13日後)に各区の中央部10株の上位3葉に規制する成幼虫数を調査した。◎考察:20倍無人航空機散布は対照の地上散布によるベネビア®OD2,000倍液と比較して同等の効果を示し、無処理と比較して効果は高かった。実用性は高いと考えられる。
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たまねぎネギアザミウマに対する効果


2019年 北海道立総合研究機構 中央農業試験場
【試験概要】◎品種:北もみじ2000 ◎区制:1区 5.6㎡ 9×20株 3反復 ◎発生程度:少→中発生 ◎定植:4月24日 ◎処理日:6月13日、20日、28日 ◎処理方法 : 所定濃度の薬剤150ℓ/10a相当量を背負式動力噴霧器で散布。展着剤としてグラミンSを3300倍で添加。◎調査方法:各区25株の抽出心葉を含む中心葉3葉に寄生する成虫数および幼虫数を調査 ◎考察:本剤の茎葉散布は、対照薬剤と比較して効果がほぼ同等で、無処理区と比較して効果があり、実用性があると認められた。薬害は認められなかった。
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たまねぎネギアザミウマに対する効果

2019年 丸和バイオケミカル(株)社内試験 ◎試験場所:佐賀県杵島郡白石町 ◎品種:ターザン ◎定植日:1月17日 ◎処理日:4月17日 ◎発生程度:中発生 ◎区制:1区約7㎡(1.4m×5m)、3反復(※圃場面積の都合上、無処理区は2反復)◎調査方法:各区中心付近10株の中心葉3枚に寄生するネギアザミウマの幼虫数をカウント ◎結果・考察:散布から15日後までベネビア®ODは、対照A剤に優る高い効果を示した。
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●プリロッソ®粒剤オメガ/プリロッソ®粒剤
健全な生育をしっかり守る。
きれいな立ち姿のねぎにしあげる。
- 近年問題のネギハモグリバエ バイオタイプB(B系統)、薬剤のかかりにくい葉の隙間に潜むネギアザミウマにも、高い効果!
- 極微量の経口取り込みで、害虫の加害を即停止。3~4週間の長期残効。
- ジアミド剤のプロFMCの卓効成分シアントラニリプロール(通称、サイアジピル®)0.5%配合!
ねぎネギアザミウマに対する防除効果


2019年 鳥取県園芸試験場弓浜砂丘地分場
◎品種:関羽一本太(トーホク) ◎播種:2月20日 定植:5月8日 処理:6月13日(6kg/10a株元散布し、土寄せした)◎考察:対照薬剤と比較して高い効果が認められた。
※プリロッソ®粒剤とプリロッソ®粒剤オメガの薬効は同等です
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