プリロッソ®粒剤オメガ ユーザー証言ファイル
大分県豊後高田市
和泉 陣さん
ご両親、奥様、従業員2名とともに、ねぎ3ha、ぶどう2haを作付。2021年よりJAおおいた豊後高田白葱生産部会長を務める専業農家。

確実な長期の残効で、防除を省力化できた。
B系統のネギハモグリバエにも安心ですね。
多忙な夏期の害虫防除には、残効の長さが重要
大分県豊後高田市は、西日本を代表する白ねぎ産地のひとつ。豊富なミネラル分と排水性に優れた砂地の土壌で、糖度の高い白ねぎが栽培され、周年出荷されています。JAおおいた豊後高田白葱生産部会長を務める和泉さんに、トップ産地が抱えるねぎ栽培の課題について伺いました。

「年末年始に出荷がピークを迎える秋冬ねぎは、生育期の高温障害や病害虫の被害が課題です。砂地ということもあって、夏期は地表が50℃とか60℃にもなり、生育が不安定になりがちです。肥料については、窒素分が多すぎるとねぎが障害を受けやすくなるので、窒素を控えめにするなどしてコントロールしますが、なかなか難しいですね」。
防除面での課題は、ネギアザミウマやネギハモグリバエの害虫対策。特に夏期の散布剤による防除をいかに省力化できるかが重要なのだそうです。
「夏場はぶどうの管理作業で忙しく、なかなかねぎの防除に手が回らない。だから、定植や土寄せの際に処理できて、残効が長く続く殺虫剤が役に立つ。長ければ長いほど助かるんです」。
和泉さんは、2021年6月末、秋冬ねぎの定植3日後に、プリロッソ®粒剤オメガを散粒器で処理。「粉立ちもなくスピーディに処理できましたよ」と和泉さん。
ローテーションに組み込みやすい頼りになる新規剤
「夏場の防除は暑くて身体に応えるし、うね間を歩きながら動噴で殺虫剤をまくと、どうしても足で踏みつけてねぎの根を切ってしまう。プリロッソ®粒剤オメガなら、処理してから9月の殺虫剤動噴散布まで、2ヵ月ぐらいは十分効果があって、害虫防除の間隔を空けることができる。ネギアザミウマやネギハモグリバエにしっかりと効いてくれて、ねぎにダメージを与えるような食害が全くありませんでしたね。この確実な残効はすごいですよ」。
とりわけここ2年で増えてきたのが、ネギハモグリバエ バイオタイプB(B系統)。豊後高田市管内でも、従来のネギハモグリバエよりも大きな被害をもたらす存在として、懸念され始めたそうです。

「今のところ、うちの圃場では、B系統らしきネギハモグリバエの被害はそれほど問題になっていませんが、ねぎの害虫防除の最大の脅威になってくるのではないでしょうか。プリロッソ®粒剤オメガは、B系統にも効果が高いと聞いているので、現在もすでにB系統も含めて抑えてくれているのかもしれませんね。新規系統の粒剤という意味でもローテーションに組み込みやすく、使いやすい。来年もますます活用して、秋冬ねぎの確実な出荷に役立てますよ」。
西日本のねぎ産地の顔とも言うべき豊後高田市管内は、30~40歳の後継者が多い活気ある産地。「豊後高田のねぎのブランド力をますます盛り上げていきたい」と和泉さん。ひたむきなまなざしに、産地リーダーの熱い思いを垣間見ることができました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2021年12月取材時のものです。