ベリマーク®SC ユーザー証言ファイル
埼玉県深谷市
江黒 隆雄さん
ねぎ(秋冬ねぎ、春ねぎ)1ha、きゅうり35a、かぶ40aなどを作付。長年にわたり高品質なブランドねぎ「深谷ねぎ」を手がけ、産地を守り続ける
苗に均一に処理できるうえ、速くて簡単。
定植後も残効が長いから、安心できます。
深谷ねぎが最も高値の年末年始に安定出荷を
長年にわたり高品質なブランドねぎ「深谷ねぎ」を手がけ、産地を守り続けていらっしゃる生産者、江黒さん。全国屈指のねぎブランドの秘密は「土壌にある」と江黒さんはおっしゃいます。
「この地域は粘土質の土壌で肥料持ちがいい。ゆっくり長く効いてくれるんです。だからねぎだけではなく、栽培する野菜全般に言えることですが、甘みや旨みが濃いのが特徴。おかげさまで大消費地の東京をはじめ、市場から高い評価をいただいています」。
そんな江黒さんのねぎづくりにおけるテーマは、年末から正月にかけて品質の高いねぎを安定出荷すること。この時期は卸売市場での深谷ねぎの取引価格が、1年で最も高くなる時期だそうです。そのためには、出荷時期から逆算してどのような品種をいつ播種し、いかに上手に栽培・病害虫管理をするのか、しっかり考えておくのが重要とおっしゃいます。
「害虫防除で重要なのは、まずはネギアザミウマ。被害に遭うとねぎの青葉が白くかすれて品質が落ちる。それとシロイチモジヨトウ。食害しながらねぎの中に入り込んじゃうので、これも防除必須です」。
きゅうりで効果を確認済のベリマーク®SCを即導入
年末年始に出荷する秋冬ねぎの定植は4月上旬。その時期は、35aを手がける春きゅうりの収穫作業に追われているので、「ねぎの病害虫防除は、より省力化できればありがたい」と江黒さん。6年ほど前に地元の種苗・農業資材店から、きゅうり苗でべリマーク®SCの使用を薦められ、その高い防除効果を実感されていたそうです。その後、ねぎにも適用拡大登録となったニュースを聞きつけ、即導入を決められたとのこと。
「きゅうりの苗でベリマーク®SCの防除効果は実感していたので、迷うことなくねぎへの使用を決めました。1ha分のねぎの苗は800枚ほどになるのですが、定植10日前に800枚まとめて動噴でベリマーク®SCを灌注処理します。その後、1日80枚ずつ10日間かけて定植します。定植してから広い本圃に粒剤を処理するのと比べ、格段に速いし、苗にまとめて均一に処理できる。30分もかからないので、ほんとラクになりましたね」。
ねぎ全体にすばやく成分がいきわたる。食害をいち早くストップ
ねぎでの防除効果についても、「毎回確実」と高い効果を実感されています。「ネギアザミウマ、シロイチモジヨトウなど複数の問題害虫を確実に同時防除できますね。きゅうりの作業も忙しいから、あれこれ違う殺虫剤で対処しなくていいのは、ほんと助かる。しかも1ヵ月以上はしっかり効いてくれますから」。
また、ベリマーク®SCは、ねぎ全体にすばやく成分がいきわたっているように感じる、とおっしゃいます。「液剤で、根からすぐ吸われるから、成分の吸収が粒剤なんかよりも速いんだろうね。とにかく、いち早く食害を止めてくれる。初期生育は高品質なねぎに仕上げるかなめだからね。ベリマーク®SCは、深谷ねぎがいちばん高値の年末年始に、最高の品質で出荷するための強力な味方です」。
気候変動により、害虫の防除も状況を見極めた対応が今まで以上に必要、と語られる江黒さん。日本屈指のブランドねぎ産地の継承をしっかり見据えていらっしゃいました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2022年4月取材時のものです。