ミカンハモグリガ
チョウ目 コハモグリ科
Phyllocnistis citrella
【加害作物】かんきつ
4月から10月まで継続して発生する。越冬態は成虫。秋に発生した成虫が落葉内などで越冬。新芽に産卵するので、春枝のみが伸びる結果樹では春枝の被害に限られるが、春、夏、秋に新梢が伸びる幼木は被害が大きい。
幼虫は葉の表皮と葉肉の間を潜行し、海綿状組織から出た汁液を摂取して成長する。幼虫は稀に果実にも寄生するが、蛹化できずに死亡する。
加害された葉は奇形になったり萎縮するので、その後の新梢の生育に大きな影響を与える。落葉はしない。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
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かんきつアゲハ類/ミカンハモグリガに対する効果
【散布約2ヵ月後(5月19日➡7月26日)
(上)アゲハ類
(下)ミカンハモグリガ
2016年 愛媛県農林水産研究所果樹研究センター 【試験概要】◎品種:伊予柑(1年生苗木)◎定植:4月11日◎高濃度散布:5月19日 ◎1ヶ月後調査:6月14日 ◎2ヶ月後調査:7月26日
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かんきつミカンハモグリガに対する効果
2010年 大分県農林水産研究指導センター 果樹グループ
【試験概要】◎品種:宮川早生(5年生、ポット栽培)◎区制:1区1樹3反復 ◎発生程度:多発生 ◎処理日:7月12日、22日、8月3日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照B剤4000倍 ◎調査日:8月16日 ◎調査方法:各樹10新梢の全葉について、被害程度を調査。◎考察:本剤は対照薬剤および無処理と比較して高い防除効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。
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