ナミアゲハ(アゲハチョウ)
【加害作物】かんきつ、サンショウ
年3~5回発生する。越冬態は蛹。秋季に発生した幼虫が蛹化しそのまま越冬する。1~4齢幼虫の体色は茶褐色で鳥の糞に似た保護色であるが、5齢幼虫は緑色になり大きな眼状紋が現れる。
成虫は新芽に産卵することが多いので、5~6月の発生が多い。幼木は春芽、夏芽、秋芽と連続して新芽が伸びるので連続して多発生となる。
成熟幼虫は体長が5cmほどになり食害量も多いため、数頭で結果枝が丸坊主になることもある。かんきつ類には、本種のほかに数種類のアゲハチョウが発生し、各地により優占種が異なる。いずれの種の幼虫も、形態や発生期、被害症状はよく似ている。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
●エクシレル®SE

幅広い害虫の食害を速やかに停止。
長期間の害虫密度抑制で、
作物をしっかり守ります。
かんきつナミアゲハ(アゲハチョウ)に対する防除効果

2010年 愛媛県農林水産研究所 果樹研究センター
【試験概要】◎品種:宮内伊予柑(3~5年生、ポット植え)◎区制:1区1樹 3反復 ◎発生程度:多(接種試験)◎処理日:7月16日 ◎処理方法:倍動力噴霧器により、調製した薬液を散布。エクシレル®SE 5000倍、対照L剤 1000倍 ◎調査日:7月16日、17日、19日、20日 ◎調査方法:各樹に寄生する虫数について、齢期別に調査。◎考察:エクシレル®SEは対照薬剤と比較して、防除効果は優る。無処理と比較しても高い防除効果が認められた。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
詳しくはエクシレル®SE 製品ページへ
防除におすすめの製品
*各製品のリンク先で登録内容を確認してご使用ください