オオタバコガ
チョウ目 ヤガ科
Helicoverpa armigera
【加害作物】りんご、野菜、だいず、花など
年3回(寒冷地)~年5回(暖地)発生する。越冬態は蛹。中齢以降の幼虫が果実に食入し、直径2~5mm程度の穴をあける。穴は果肉の途中で止まり、果心まで達しない。
幼果の被害は少なく、主に収穫期に近い8月以降の果実が加害される。被害果は商品価値がなくなるため、発生が少ない場合でも実害は大きい。
幼虫は広食性で、果菜類や花き類などの多くの農作物で重要害虫として知られるが、りんごにおける生態はほとんどわかっていない。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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りんごオオタバコガに対する防除効果
2017年(地独)青森県産業技術センター りんご研究所
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:1区 3樹 ◎処理日:7月18日 ◎処理方法:動力噴霧器を用いて1樹当り約5ℓを散布した。散布5時間後に、果実が1~3個成っている側枝をポリエステルメッシュの吹き流しで覆い、4齢幼虫を1側枝当り20個体放虫した。◎調査日:7月21日 ◎調査方法:放虫した幼虫を回収し生死を調査した。また、果実の食害痕数および葉の食害程度を調査した。◎考察:生存虫は認められなかった。果実被害も生じなかったことから効果は高い。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
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