モモハモグリガ
チョウ目 ハモグリガ科
Lyonetia clerkella
【加害作物】もも、なし、すもも、うめ、かき、くり
年5~7回発生する。成虫は4~10月まで継続して見られる。越冬態は成虫。
秋季に発生した成虫が、幹や枝の間隙や建造物などの中で越冬する。初夏から秋に発生する成虫は、前翅前縁部の斑紋を除いて全体が白色であるが、晩秋に発生する越冬成虫は全体が黒化する。越冬した成虫は春期展開した葉に産卵し、幼虫は葉肉を潜行して食害して成育する。
成熟幼虫は葉の外に出てハンモック状の白い繭を作って蛹化する。食害痕は線状の絵描き症状になって現れ、後に食害痕の一部は穴があく。被害葉は早期に落葉する傾向が強い。そのため、多発生した場合、全葉が落葉することもある。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
●エクシレル®SE
幅広い害虫の食害を速やかに停止。
長期間の害虫密度抑制で、
作物をしっかり守ります。
ももモモハモグリガに対する防除効果
2010年(公社)福島県植物防疫協会
【試験概要】◎品種:あかつき(6年生)◎区制:1区1樹 3連制(対照区は2連制)◎発生程度:少発生 ◎処理日:6月6日または6月12日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照R剤 1500倍 ◎調査日:6月27日 ◎調査方法:1樹当たり20新梢の新梢先端から8葉について、被害葉数とマイン数を調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して防除効果が高く、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。
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