エクシレル®SE

速やかな食害停止と長期残効で、
果実や樹木を守る。
高品質で継続的なみかんづくりに。
かんきつの
「無人航空機による散布」
に適用拡大!
開花期まで(開花始期から落花期まで)使用できます!
コアオハナ
ムグリ
ケシキスイ類
チャノキイロ
アザミウマ
ゴマダラ
カミキリ
ナミアゲハ
チャノコ
カクモンハマキ
ヨモギエダ
シャク
ミカン
ハモグリガ2022年1月29日より、TVCMを放映開始!
【愛媛県(かんきつ編)】
優れた効果により果実への加害を防ぎ、さらにゴマダラカミキリの加害から樹木を守り、将来的な収穫にもつなげていきます。
●害虫の発生と使用タイミング
①開花期に散布することにより、傷果を減らし高品質な果実の収量を確保できます。さらに、魚類や有用昆虫への影響も殆どありません。
②果実肥大初期に散布することにより、傷果を減らし、樹木を守り、継続的で高品質なみかんづくりに貢献します。

●害虫の生態・被害と防除のポイント
チャノキイロアザミウマ
4月~11月までに継続的に発生する。5月下旬~7月上旬はガクの下部にリング状の痕を7月中旬以降は果頂部に面的に雲形状の痕を残す。
ゴマダラカミキリ
6〜8月の間に年に1回発生し、枝の樹皮を食害して産卵する。産卵は太い幹や枝に行われ、幼虫は材部に食入して食害する。地際の幹を食害された際には根部にいたり、樹勢低下が著しくなり枯れることもある。
コアオハナムグリ
4月のかんきつ開花期に発生する。花粉や花蜜を吸い、その際に線状の傷をつける。傷は果頂部から赤道部に及び、初め油浸状の傷が収穫期までに大きくなり、収穫物の等級をさげる。
ケシキスイ
4月のかんきつ開花期に発生する。成虫が子房と花糸の間に侵入し、吸蜜時に子房を傷つける。被害が小さいと肥大中に消えるが、大きいと拡大して収穫物の等級を下げる。
ナミアゲハ
3月〜10月までの間に継続的に発生する。成虫はかんきつに被害を出さないが、成熟幼虫は葉の食害量が多く、枝が丸坊主になるほど食害されることもある。
5月の開花期防除に!
コアオハナムグリ
ヒメヒラタケシキスイ開花期に散布することにより、傷果を減らし、高品質な果実の収量を確保できます。
魚類やミツバチ、土着天敵への影響も、ほとんどありません。
コアオハナムグリの殺虫効果と被害防止効果

【試験概要】
◎試験場所:大分県農林水産研究指導センター内圃場
◎散布日:平成28年5月2日
◎調査害虫:コアオハナムグリ
◎調査方法:散布後3日後、6日後、9日後の供試樹赤道面を一巡し成虫数を調査した。散布後32日後に樹木の赤道面の果実、200果について傷果を調査した。
環境、天敵、ミツバチに安全性が高い
●哺乳類、鳥類、魚類に高い安全性を示します。(普通物相当)
- ラット経口
- 5000mg/kg(LD50)
- ラット経皮
- 5000mg/kg(LD50)
- ウズラ
- 5000mg/kg(LD50)
- コイ
- 16mg/ℓ(LC50)
*上記はシアントラニリプロール原体の情報です。普通物とは毒劇物に該当しないものを指していう通称です。
ミツバチの蜂群に影響がないことを確認しています
●ミツバチ残毒1日影響試験(100倍液試験)
| 3日後(6月11日) | 7日後(6月15日) | 14日後(6月22日) | 21日後(6月29日) |
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女王の有無 | 有 | 有 | 有 | 有 |
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異常行動の有無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
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働き蜂の攻撃性(随時) | 無 | 無 | 無 | 無 |
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幼虫・蛹調査(有蓋育房) | 200< | 1000< | 1000< | 2000< |
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卵数調査 | 500< | 500< | 500< | 500< |
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2016年 株式会社アグリクリニック研究所
【試験概要】◎品種:宮川早生 石地フリー ◎試験動物:セイヨウミツバチ(1巣箱に4枚群、約4,000頭) ◎試験規模:50ℓ鉢に植栽した温州ミカン(3~4年生)を7株設置 ◎処理日:6月8日 ◎処理方法:圧力式噴霧器を用いて、所定濃度の希釈液を茎葉が十分濡れるように、1樹当たり100㎖散布 ◎試験動物の管理:供試ミツバチは、散布 30日前に購入し露地に置き、試験前日に巣箱を設置、自由に訪樹できるようにした。 ◎調査方法:散布3、7、14、21日後のミツバチ群に対する影響を調査した。
天敵等への影響
コレマン アブラバチ | ミヤコ カブリダニ | チリ カブリダニ | スワルスキー カブリダニ | タイリクヒメハナ カメムシ | オンシツ ツヤコバチ | サバク ツヤコバチ | クサカゲロウ類 | ヨトウ タマゴバチ類 |
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マ | 成 | 残 | 卵 | 成 | 残 | 卵 | 成 | 残 | 卵 | 成 | 残 | 幼 | 成 | 残 | 成 | 残 | 成 | 残 | 幼 | 成 | 残 | 蛹 | 成 | 残 |
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◎ | ◎ | 0 | ◎ | ◎ | 0 | ◎ | ◎ | 0 | ◎ | ◎ | 0 | ◎ | ◎ | 0 | ◎ | 0 | ◎ | 0 | ◎ | ◎ | 0 | ◎ | ◎ | 0 |
注
卵:卵に、幼:幼虫に、成:成虫に、マ:マミーに、蛹:蛹に
残:その農薬が天敵に対して影響のなくなるまでの期間で単位は日数です。
天敵等に対する影響は
◎:死亡率0~25%、○:25~50%、△:50~75%、×:75~100%(野外・半野外試験)、
◎:死亡率0~30%、○:30~80%、△:80~99%、×:99~100%(室内試験)
●表中の影響の程度及び残効期間はあくまでも目安であり、気象条件(温度、降雨、紫外線の程度及び換気条件等)により変化します。
引用:日本生物防除協議会、天敵等に対する農薬の影響目安より。
エクシレル®SE 混用事例(印刷用PDF)
チャノキイロアザミウマに対する効果
2009年 三重県農業研究所 紀南果樹研究室

【試験概要】◎品種:興津早生(25年生) ◎区制:1区 5樹 ◎発生程度:中発生 ◎処理日:6月2日、7月1日、31日、9月1日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照J剤 1500倍 ◎調査日:10月1日 ◎調査方法:各処理樹から1樹当たり50果について果梗部及び果頂部の被害度と被害果率を調査。◎考察:対照薬剤と比較してほぼ同等の効果があり、無処理と比較しても高い防除効果が認められ、実用性があると考えられる。薬害は認められなかった。
2013年 長崎県農林技術開発センター 九防協試験

【試験概要】◎品種:原口早生(10年生)◎区制:1区 1樹 3反復 ◎発生程度:中発生 ◎処理日:6月5日、28日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照A剤 3000倍 ◎調査日:9月6日 ◎調査方法:最終散布から69日後(9月6日)に1樹あたり100果を任意に選び、果梗部と果頂部の被害果数を調査。被害程度については、日植防のチャノキイロアザミウマの調査基準に準じて調査。◎考察:対照薬剤と比較してやや優り、無処理区と比較しても高い効果を示した。
ミカンハモグリガに対する効果
2010年 大分県農林水産研究指導センター 果樹グループ

【試験概要】◎品種:宮川早生(5年生、ポット栽培)◎区制:1区1樹3反復 ◎発生程度:多発生 ◎処理日:7月12日、22日、8月3日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照B剤4000倍 ◎調査日:8月16日 ◎調査方法:各樹10新梢の全葉について、被害程度を調査。◎考察:本剤は対照薬剤および無処理と比較して高い防除効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。
ハマキムシ類(チャノコカクモンハマキ)に対する効果
2012年 徳島県立農林水産総合技術支援センター果樹研究所

【試験概要】◎品種:スダチ(5年生、ポット栽培)◎区制:1区 1樹 3区制 ◎発生程度:中発生(接種)◎処理日:5月30日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照L剤 1000倍 ◎調査日:6月12日 ◎調査方法:各樹の葉巻カ所数を調査。◎考察:本剤は対照薬剤と同等の高い防除効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。
ゴマダラカミキリに対する効果
2015年 香川県農業試験場 府中果樹研究所

【試験概要】◎品種:宮川早生 ◎区制:1区1樹 3反復 ◎処理日:7月6日 ◎処理方法:ゴマダラカミキリ成虫をポット当たり4頭(雄2頭、雌2頭)放飼し、電動式噴霧機で1樹当り2ℓ散布した。◎調査日:7月7日、8日、9日、11日 ◎調査方法:生存虫、死亡虫、苦悶虫に分けて数を計測 ◎考察:エクシレル®SEは、対照薬剤とほぼ同等の防除効果であり、無処理と比較すると高い防除効果が認められ、実用性は高いと考えられた。薬害は認められなかった。
●ゴマダラカミキリに対する食害防止効果

●ゴマダラカミキリに対する効果発現速度

2021年 丸和バイオケミカル株式会社 阿見開発センター
【試験概要】◎対象害虫:ゴマダラカミキリ成虫(2021年6月22日に愛媛県松山市内のかんきつ樹に寄生する成虫を採集し、みかん枝葉を与えて飼育した個体) ◎区制:1区1カップ1頭5反復 ◎処理日:7月1日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照A剤 2000倍、対照B剤 1000倍(各薬剤スカッシュ2000倍加用)の希釈液にみかん葉片2葉を10秒間浸漬し、風乾。処理葉片および試供虫を試験容器に収めた。 ◎調査方法:処理1、4、6、7日後、虫体の反応を正常、異常、苦悶、死亡に分けカウントした。処理6日後、供試葉片の食害面積より食害率を算出 ◎考察:食毒作用によるゴマダラカミキリ成虫への効果はエクシレル®SE、対照剤ともに高かった。また、エクシレル®SEの効果発現はいずれの対照剤より早く、食害を低く抑えた。エクシレル®SEの食毒作用による効果は対照剤と同等あるいはそれ以上と考えられた。
●ゴマダラカミキリに対する産卵抑制効果

産卵減少により、次世代幼虫が樹を枯らすことを軽減、次年度以降の害虫密度を低減します。毎年の使用が有効です。
【試験概要】◎品種:興津早生 ◎区制:1区1樹 ◎処理日:9日前区6月1日、19日前区5月22日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍を十分量散布 ◎調査日:6月27日、7月1日、7月4日、7月9日、7月14日 ◎調査方法:各区に10頭ずつ2~3日前に交尾させた雌成虫を放虫する。5日毎に餌のエクシレル®SE処理ずみの枝と無処理の枝を入れ替え、枝に産卵された卵数を計測する。最終調査日の7月14日に5回の産卵数を合計した。
●高い耐雨性によるゴマダラカミキリに対する安定した効果

散布翌日に降雨処理を行い、対照剤に優る効果を示した。
2018年 愛媛県農林水産研究所 果樹研究センター【試験概要】◎品種:南柑20号 ◎区制:1区1樹 1連制 ◎処理日:6月12日 ◎処理方法:所定濃度を背負式動力噴霧器で散布 ◎降雨処理:処理翌日、放虫当日に人工降雨装置を使い25mm/hを50mmになるよう降らせた。 ◎調査方法:放虫7日後に供試虫の生存、死亡、苦悶別に計数
ケシキスイ類に対する効果
2019年 大分県農林水産研究指導センター

【試験概要】◎品種:かぼす「大分一号」 ◎区制:1区1樹 3反復 ◎処理日:5月7日 ◎処理方法:動力噴霧機を用いて十分量を散布した。エクシレル®SE 5000倍、対照A剤 2000倍、対照B剤 4000倍 ◎調査日:6月10日 ◎調査方法:1区あたり、赤道部の果実について70果採取し、被害果を調査した。 ◎考察:満開期直前のエクシレル®SE 5000倍散布により、傷果の抑制が見られた。よって、この時期の散布は訪花害虫に対して有効であり、実用性はあると考えられる。
2014年 愛知県農業総合試験場

【試験概要】◎品種:早生温州(宮川早生)◎区制:1区1樹 3反復 ◎処理日:5月9日 ◎処理方法:背負式動力噴霧機で樹全体に十分量(1樹当り5ℓ)散布した。◎調査日:6月3日 ◎調査方法:被害果数を調査 ◎考察:エクシレル®SEは、防除価も高く効果が高い。したがって実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
コアオハナムグリに対する効果
2016年 大分県農林水産研究指導センター

【試験概要】◎品種:川野なつだいだい ◎区制:1区1樹 4反復 ◎発生程度:少発生 ◎処理日:5月2日 ◎処理方法:動力噴霧機を用いて、1樹当り約10ℓを散布した。エクシレル®SE 5000倍、対照C剤 1000倍 ◎調査日:6月3日 ◎調査方法:赤道面の果実1樹当り50果について傷果調査を行った。◎考察:エクシレル®SEは、無処理区と比べて散布後の訪花数は少なく、傷果の発生も抑制していたことから、実用性は高いと思われる。薬害は認められなかった。
アゲハ類(ナミアゲハ)に対する効果
2010年 愛媛県農林水産研究所 果樹研究センター

【試験概要】◎品種:宮内伊予柑(3~5年生、ポット植え)◎区制:1区1樹 3反復 ◎発生程度:多(接種試験)◎処理日:7月16日 ◎処理方法:倍動力噴霧器により、調製した薬液を散布。エクシレル®SE 5000倍、対照L剤 1000倍 ◎調査日:7月16日、17日、19日、20日 ◎調査方法:各樹に寄生する虫数について、齢期別に調査。◎考察:エクシレル®SEは対照薬剤と比較して、防除効果は優る。無処理と比較しても高い防除効果が認められた。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
*対照薬剤の表記:アルファベット順不同