エクシレル®SE ユーザー証言ファイル
静岡県浜松市
鈴木達也さん
6名のスタッフとともに温州みかん5.5ha(興津早生、青島温州)を栽培。三ヶ日町農業協同組合管内の三ヶ日町柑橘出荷組合(通称:マルエム)に出荷。
鈴木達也さん(右)と三ヶ日町農業協同組合 営農柑橘部 柑橘指導課の古橋優希さん(左)ゴマダラカミキリ成虫とチャノキイロアザミウマなどを同時防除し、成木園の管理で一番重要な薬剤に。
苗木でもゴマダラカミキリ成虫とミカンハモグリガを2ヶ月抑えるから、多忙な時期に重宝します。
ゴマダラカミキリ対策でピタッとはまった。
チャノキイロアザミウマも同時に防除し、
成木園を管理する中で、一番重要な薬剤
品質向上を促す全面マルチの園地
(写真提供:三ヶ日町農業協同組合)三ヶ日町農業協同組合の営農指導員として10年以上活躍し、2020年から本格的に就農された鈴木さん。品質を追求するため、マルチ栽培に取り組み、高品質でプレミアム性の高い「濃蜜青島」や「本貯蔵青島『誉れ』」などのブランドみかんを栽培していらっしゃいます。
管内の問題害虫は、果梗部と果頂部を加害するチャノキイロアザミウマ、食害により木を枯死させるゴマダラカミキリなど。
「ゴマダラカミキリって昔からいつもいるんですが、発生ピークの波のサイクルがあって、何年かおきにその波が来るんです。10年前ぐらいにそのピークの波がやって来て、その対策としてゴマダラカミキリ成虫に効果が高い薬剤を模索し、ピタッとはまったのがエクシレル®SE」。
「みかんの成木を管理する中で、一番重要な薬剤と言ってもいい。6月から発生が増え始めるゴマダラカミキリに加えて、チャノキイロアザミウマを防除できるので、すごく助かる」と鈴木さん。
「うちの管内では2019年から防除暦に入ってます」とおっしゃいます。
ゴマダラカミキリ発生初期を狙ってエクシレル®SEを散布。
初期の密度が劇的に下がって、1ヶ月ぐらい残効があり、
耐雨性にも優れてありがたい
農協管内では、「青島温州」の栽培が盛ん
(写真提供:三ヶ日町農業協同組合)鈴木さんは、営農指導員時代から管内の防除指導だけでなく、自身の圃場でもエクシレル®SEを愛用。スピードスプレイヤーや定置式動噴による手散布で5000倍液を10aあたり500~600ℓ散布していらっしゃいます。
「うちの園地がある日比沢地区は、ゴマダラカミキリが多発するエリア。4~5年前にも一度、発生ピークの波が来ました。そこで、6月上旬の発生初期の、羽化したばかりの成虫をピンポイントでねらって、エクシレル®SEを散布したんです。初期の密度が劇的に下がって、1ヶ月ぐらいは効果が続きましたね。あと、雨が降っても効果が安定しているので、すごくありがたい」とおっしゃいます。
苗木の最重要害虫ゴマダラカミキリ成虫と
ミカンハモグリガを2ヶ月間、きっちり同時防除。
成木園の摘果で多忙な時期だから、みんなが重宝
「苗木を大きく成長させるために、エクシレル®SEは欠かせない」と鈴木さん
(写真提供:三ヶ日町農業協同組合)成木での使用はもちろん、苗木にもエクシレル®SEを愛用されている鈴木さん。苗木には発芽後の6月頃に、背負い式動噴で100倍液を散布しているのだそうです。
「よく視察で他産地にも行きますが、苗木の害虫防除の話になると、どこに行っても『エクシレル®SEが効果抜群』というコメントが出ます。苗木で最も重要な害虫であるゴマダラカミキリ成虫とミカンハモグリガを、きっちり同時防除できる剤ってエクシレル®SE以外ないよねって」。
「残効もしっかりあるから、他の殺虫剤よりも散布回数を減らせる。6月から8月は、成木園の摘果も重なる多忙な時期だから、生産者はみんな重宝してるんですよね」。
「様々なコストが高騰するなかで、収穫に貢献の大きい資材を最大活用すること、無駄なものを思い切って省くこと、それにより美味しいみかんをつくって高く販売することが大事」と鈴木さん。
名高い産地ブランド「三ヶ日みかん」をけん引する担い手の、あふれる情熱を実感する取材でした。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2024年10月取材時のものです。