吸蛾類
チョウ目 ヤガ科
アケビコノハ
Adris tyrannus
アカエグリバ
Oraesia excavata
ヒメエグリバ
Oraesia emarginata
【加害作物】もも、なし、かき、かんきつなどの果実
アケビコノハ、アカエグリバは年4回の発生で成虫越冬、ヒメエグリバは年4回の発生で成熟幼虫越冬。
ももでは6月から9月まで、この間に成熟する果実で被害が発生する。春から晩秋まで、成虫が成熟期の果実を吸汁加害する蛾類を吸蛾類と呼ぶ。
健全な果実を吸汁加害する種を一次加害種、傷果や腐敗中の果実を吸汁加害する種を二次加害種と呼ぶ。一次加害種の主要種は、アケビコノハ(食草はアケビ、カミエビなど)、アカエグリバ(食草はカミエビ)、ヒメエグリバ(食草はカミエビ)などが上げられる。
いずれの種も果樹園周辺の雑草で発生した成虫が飛来して被害を与える。有袋栽培でも袋の上から吸汁されることもある。被害果実はその後腐敗し収穫不能になる。
*本説明内容は2018年9月時のものです