ヨモギエダシャク
チョウ目 シャクガ科
Ascotis selenaria
【加害作物】りんご、さくら、なし、茶、かきなどの広葉樹
年3回発生し、幼虫は5~9月に見られる。越冬態は蛹。秋季に発生した成虫が土中で蛹化して越冬する。
1齢幼虫の体色は淡緑色で、背面には縦の黒の条がある。2齢幼虫は全体黒褐色。3齢幼虫以降の体色は変化に富む。2齢幼虫以降、腹部背面には一対の隆起があり、本種の大きな特徴になる。成虫は、りんごや周辺樹木の樹皮の割れ目、建造物の隙間などへ卵塊で産卵する。
1齢幼虫は集合することなく歩行や風で運ばれて広範囲に分散する。りんごの木に産卵された場合は、その木に多発生する。若齢幼虫は新芽のみを食害するが、中齢幼虫以降は展開葉も食害する。成熟幼虫は体長4cmほどと大きく、食害量も多いので数頭の食害で結果枝の葉が丸坊主になることがある。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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