リンゴコカクモンハマキ
チョウ目 ハマキガ科
Adoxophyes orana fasciata
【加害作物】りんご、なし、おうとう、もも、うめ、すもも、あんずなど
りんご
4月から10月まで年3~4回発生する。越冬態は幼虫。秋季に葉で発生した幼虫 が幹の隙間や樹皮下で糸を綴り、その中で越冬する。
成虫も幼虫もチャノコカクモンハマキと形態も生態も近似する。樹上で越冬した幼虫は発芽後、新芽や花蕾に移動し糸で綴って食害する。
花蕾の食害は直接減収の原因になり、新芽や新葉の食害は新梢の生長に影響する。その後の世代は新芽や新葉を巻いて中から食害して発生を続ける。
葉と果実が重なった部分に幼虫が潜り、果実表面を食害することがあり、なめり果となって商品性を低下させる。幼虫は非常に広食性であり、多種類の農作物の害虫になっている。
*本説明内容は2018年9月時のものです
おうとう
4月から10月まで年3~4回発生する。越冬態は幼虫。秋季に葉で発生した幼虫が幹の隙間や樹皮下で糸を綴り、その中で越冬する。
チャノコカクモンハマキと形態も生態も近似する。雄成虫の前翅前縁には折り返しがあり、それをめくると本種では白い縞状模様があることが特徴。
樹上で越冬した幼虫は発芽後、新芽や花蕾に移動し糸で綴って食害する。その後の世代は新芽や新葉を巻いて中から食害して発生を続ける。
果実の加害は少ない。花蕾の食害は直接減収の原因になり、新芽や新葉の食害は新梢の生長に影響する。
幼虫は非常に広食性であり、多種類の農作物の害虫になっている。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
●エクシレル®SE
幅広い害虫の食害を速やかに停止。
長期間の害虫密度抑制で、
作物をしっかり守ります。
おうとうリンゴコカクモンハマキに対する防除効果
2010年(一社)日本植物防疫協会研究所 山梨試験地
【試験概要】◎品種:佐藤錦(11年生)◎区制:1区1主枝 3連制 ◎発生程度:多発生(放虫)◎処理日:6月11日(生育期) ◎処理方法:背負い式バッテリー噴霧器を用いて、主枝全体が十分濡れるよう散布。エクシレル®SE 2500倍、対照R剤 2500倍 ◎調査日:6月22日 ◎調査方法:各新梢部の被害部位を採取し、食害葉数、巻葉数および巻葉内の生存虫数を調査。◎考察:エクシレル®SEは対照薬剤と比較し、いずれの調査項目においても優る効果を示し、無処理に対しても効果は高かった。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
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