エクシレル®SE ユーザー証言ファイル
香川県高松市
JA香川県 営農部 園芸指導課
合田陽明さん
高品質な作物で他産地との差別化を図るJA香川県で、2014年より果樹の営農指導を担当。現在はかんきつ、ももをメインに、管内生産者の営農指導に奔走する。
訪花害虫、チョウ目害虫などへの幅広く高い効果で、防除暦の「開花始期」に採用。
5000倍希釈で使えるコストパフォーマンスも魅力です。
異常気象に対応した栽培や防除を実施。
エクシレル®SEを防除暦の『開花始期』に採用
降水量が少なく、日照時間が長い瀬戸内海気候に恵まれ、高品質なかんきつ栽培で知られるJA香川県。極早生の日南をはじめ、香川県オリジナルの小原紅早生、石地、青島といった温州みかんや、不知火、せとか、はるみなどの中晩柑の栽培も盛んです。
同JAでかんきつの営農指導を担当されている合田さんが、普段心がけていらっしゃるのは、品質・収量の向上による生産者の収益アップ。そのためには、基本を守りつつ、時期や状況に応じて柔軟に栽培管理を変更することも重要なのだそうです。
「品質向上のために、マルチ栽培とドリップ灌水を組み合わせたマルドリ方式と呼ばれる栽培法や、後期重点摘果といった栽培を取り入れています。そのうえで、近年は異常気象に応じた栽培を行うといった管理の工夫をしています。
病害虫対策については、「特に害虫の発生時期の変動や、発生期間の長期化といった問題に対応することが大事。状況に合わせた適期の防除が重要になってきていますね」と合田さん。
そのような背景から同JAでは令和3年から、温州みかん・中晩柑の防除暦で、開花始期にエクシレル®SEを採用されています。
訪花害虫、チョウ目害虫などに幅広く高い効果。
5000倍希釈で使えるコストパフォーマンスも魅力
「エクシレル®SEは、もともとは令和元年ぐらいから、かんきつの苗木の高濃度散布で指導していました。ミカンハモグリガやゴマダラカミキリに効果が高く、残効も2ヵ月ぐらいあり、生産者からも大変重宝がられていました。ただ先ほどお話しした通り、異常気象などを背景に、近年は多様な害虫からの被害リスクが『開花始期』に高まる傾向があり、幅広い害虫に高い効果が期待できるエクシレル®SEをあらためてこの時期に持ってくることで、対策を強化した形です」と合田さん。
「開花時期の被害防止は、かんきつ栽培で大変重要。その後の最終的な品質に大きく影響してきます。この時期にエクシレル®SEのような効果がシャープな薬剤で、ケシキスイ類やコアオハナムグリといった訪花害虫を中心に、しっかりたたいておくことが大事なんです」。
また、「チョウ目害虫は、3月から10月まで継続的に発生するんですが、これらへの効果が落ちてきた薬剤が多いなか、エクシレル®SEはアゲハ類、ケムシ類などのチョウ目害虫への効果も非常に高い。5000倍希釈で2週間以上の残効があって、十分な効果が得られるコストパフォーマンスの良さも魅力ですね」。
また、「開花時期に飛来が多くなるミツバチへの安全性が高いことも、この時期での防除暦採用の重要な条件です。エクシレル®SEはそこもしっかり担保できているので、採用の決め手になりました」。
「異常気象や害虫発生の変動にも負けない、質の高い栽培・防除の技術で、生産者の収益向上をサポートしていきたい」と合田さん。産地の未来をしっかり展望していらっしゃいました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2023年11月取材時のものです。