エクシレル®SE ユーザー証言ファイル
鹿児島県志布志市
JAあおぞら 茶業課 調査役
取違弘一さん
JAあおぞら茶業課で管内の営農指導、地域農業活性化プロジェクトリーダーとして活躍。同JAの茶栽培面積は約1,000haにおよび、国内向け以外にも米国、EU、台湾といった海外向け製品の生産に取り組む。
2剤混用していたのをエクシレル®SE 1剤で、
複数の重要害虫を確実にカバーしてくれます。
二番茶萌芽期の重要害虫を1剤でカバー。省力にも貢献
JAあおぞらではいち早くIPMを導入するなど、茶栽培で全国屈指の減農薬を実現。高品質な茶生産に取り組んでいらっしゃいます。毎年の防除暦作成においても、県内で最も早い7月上旬に管内へ配布。気候や病害虫の動向、薬剤の感受性など三番茶期までの重要防除要素を早期に分析し、翌年の防除プログラムを構成することから、県内の他JAに対しても、大きな影響力を持っているのだそうです。
同JAの茶防除暦では、2018年からエクシレル®SEが秋芽萌芽期に採用されていましたが、2021年7月発行の防除暦では、二番茶萌芽期で採用となりました。その理由について、同JAの取違さんはこうおっしゃいます。
「二番茶萌芽期で問題となるチャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ、チャハマキ、チャノコカクモンハマキといった害虫防除をカバーするために、従来は2剤を混用していました。この2剤に代えて、これらの害虫を1剤でカバーできるエクシレル®SEを、二番茶萌芽期防除にシフトすることにしました」。
新しいポジショニングでのエクシレル®SEに、取違さんは大きな期待を寄せています。
「エクシレル®SEの効果はすでに秋芽で検証済みでした。薬剤系統のローテーションの意味でもポジショニングしやすかったし、農家さんが2剤混用する場合と比べ、ずいぶん手間が省けて、ボトルなどの廃材も減る。薬剤費も若干コストダウンするので、これはもうエクシレル®SEにチェンジするしか選択肢がありませんでした(笑)」。
海外残留農薬基準値をクリア。
輸出向けの二番茶にもすすめやすい。
国内よりも厳しい残留農薬基準値が問われる、海外向けの茶も多く手掛ける同JA管内では、残留しにくい農薬への関心もことさら強くお持ちです。
「今年(2021年)の露地栽培の二番茶で実施した鹿児島県の残留農薬調査では、エクシレル®SEは散布16日後の摘採でも、残留が出なかったという報告も聞いています。海外向け生産に取り組む農家さんにもすすめやすいですね。輸出用のみならず、環境や人にやさしい農業へのニーズは、ますます高まっています。結果的に、エクシレル®SEのような薬剤が、選択される時代になっていくのではないでしょうか」。
近年の気候変動にも対応した農業の確立をめざし、今後も国内向け・海外向けの茶の安定生産に取り組んでいきたい、と取違さん。今回の取材を通じて、県内屈指の茶産地JAあおぞらをけん引する、若きリーダーとしての熱い思いを感じることができました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2021年9月取材時のものです。