エクシレル®SE
2021年8月、台湾において、りんご、なしの残留農薬基準値が設定されました!
・りんご、なしについては、米国、カナダ、EU、シンガポール、オーストラリア、UAEなどの諸外国でも、設定済みです。
各ステージへの卓効でシンクイムシ類の
被害を抑え、収量をしっかり確保。
幅広いスペクトラムで防除体系も強化。
2024年11月22日より、TVCMを放映開始!
【青森県(りんご編)】
配偶行動阻害と食入防止の2つの効果により、シンクイムシ類の被害から保護することで、高品質な作物の収量を確保できることが評価されています。
●害虫の発生と使用タイミング
①7月中旬に散布することで、シンクイムシ類とハマキムシ類、ヒメボクトウなどを同時防除。幼果をしっかり守り収量確保に貢献し、配偶行動阻害により次世代密度も低下させます。
②8月上~中旬に散布することで、肥大期の果実をシンクイムシ類などのチョウ目害虫から守ります。品質に直結する害虫の食害を防ぎ、高品質・高収量を実現。
モモシンクイガ
6月中旬から8月末まで継続的に発生し、果実を直接食害することでりんごの品質低下に直結する。
ナシヒメシンクイ
ヒメボクトウ写真提供:徳島県
7月上旬から8月上旬頃に成虫が出現し交尾・産卵する。粗皮の下や樹皮の割れ目などで孵化した幼虫が樹幹に食入する。
ミダレカクモンハマキ
マメコガネ
りんご/モモシンクイガに対する高い防除力
果実回収時(散布20~23日後)の食入被害状況
2015年 総合防除コンサル株式会社
【試験概要】
- 対象害虫:
- モモシンクイガ
- 品 種:
- アルプス乙女(5年生)
- 区 制:
- 1区1樹3反復
(各樹を2.5m×2.5m×2.5mの網室で覆った) - 処 理 日:
- 7月4日
- 処理方法:
- 果実が十分ぬれるように、2.5ℓ/区程度散布
- 放 虫 日:
- 散布1,3,5,7日後に既交尾の雌4~6対を網室内に放虫
- 果実回収時の産卵・食入調査:
- 7月24日~27日
- 調査方法:
- 100果/樹について、産卵数、食入痕数を実体顕微鏡下で調査
- 接種した害虫の履歴:
- 2007年5月に福島県果樹研究所から採集し、累代飼育している個体群
高い防除力を支えるりんご/モモシンクイガ各ステージへの効果
食入防止効果(幼虫)
有効成分の活性の高さ、優れた浸透性により、孵化幼虫に対しても高い防除効果を示し、食入を防ぎます。
2019年 クミアイ化学工業(株)生物科学研究所
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:1果/区 3連制 ◎処理日:10月18日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照B剤 4000倍(クミテン5000倍加用)に産卵4日後の幼果を10秒間浸漬し、風乾後、23~25℃(16L8D)湿度60%以上で管理。◎調査方法:処理7日後に幼果の食入痕を計算。
産卵抑制効果(成虫)
吸水、休息のため果実や葉に止まった際に有効成分と接触することで交尾阻害、産卵抑制効果を発揮。下記の試験では、エクシレル®SE区で害虫接種後4日間の産卵数が0となりました。
2019年 クミアイ化学工業(株)生物科学研究所
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:2果/カップ/区 2連制 ◎処理日:10月7日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、、対照B剤 4000倍(クミテン5000倍加用)にりんご幼果を10秒間浸漬、風乾後、1カップあたり幼果を2果入れた。◎接種方法:羽化24時間以内の成虫を1カップあたり雄雌2対で接種した。◎調査方法:接種4日後に2果に産下された卵の合計数を調査。
りんご/シンクイムシ類(モモシンクイガ)に対する効果
2019年 クミアイ化学工業(株)生物科学研究所
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:2果/カップ/区 2連制 ◎処理日:10月7日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照O剤 2000倍(クミテン5000倍加用)にりんご幼果を10秒間浸漬、風乾後、1カップあたり幼果を2果入れた。◎接種方法:羽化24時間以内の成虫を1カップあたり雄雌2対で接種した。◎調査方法:接種4日後に2果に産下された卵の合計数を調査。
2019年 クミアイ化学工業(株)生物科学研究所
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:1果/区 3連制 ◎処理日:10月18日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照O剤 2000倍(クミテン5000倍加用)に産卵4日後の幼果を10秒間浸漬し、風乾後、23~25℃(16L8D)、湿度60%以上で管理。◎調査方法:処理7日後に幼果の食入痕を計算。
りんご/シンクイムシ類(モモシンクイガ)に対する効果
2014年(地独)青森県産業技術センター りんご研究所
【試験概要】品種:ふじ 15年生 ◎区制:1区 5樹 ◎処理日:7月17日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照 I 剤4000倍(マイノリー10000倍加用)を散布。1樹当たり約10ℓとした。◎調査日:8月15日 ◎調査方法:供試樹の全果実について、被害果率を求めた。
りんご/マメコガネに対する効果
2018年(公社)青森県植物防疫協会
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:1区1樹 3反復 ◎処理日:7月17日 ◎処理方法:電池式噴霧器を用いて、樹全体に十分量(1ℓ/3樹)散布した。◎放虫:散布当日、3日後、6日後にマメコガネを、それぞれ各区20匹、20匹、10匹放虫した。◎調査日:7月20日、23日、27日 ◎調査方法:成虫の生死を調査した。◎考察:エクシレル®SEは、無処理と比較して高い防除効果が認められた。
りんご/オオタバコガに対する効果
2017年(地独)青森県産業技術センター りんご研究所
【試験概要】◎品種:ふじ ◎区制:1区 3樹 ◎処理日:7月18日 ◎処理方法:動力噴霧器を用いて1樹当り約5ℓを散布した。散布5時間後に、果実が1~3個成っている側枝をポリエステルメッシュの吹き流しで覆い、4齢幼虫を1側枝当り20個体放虫した。◎調査日:7月21日 ◎調査方法:放虫した幼虫を回収し生死を調査した。また、果実の食害痕数および葉の食害程度を調査した。◎考察:生存虫は認められなかった。果実被害も生じなかったことから効果は高い。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
なし/シンクイムシ類(ナシヒメシンクイ)に対する効果
2009年(一社)日本植物防疫協会研究所 山梨試験地
【試験概要】◎品種:幸水(一部長寿含む)(29年生)◎区制:1区54㎡ 3連制 ◎発生程度:少発生 ◎処理日:6月12日、23日、7月7日、18日、29日 ◎処理方法:エクシレル®SE 5000倍、対照P剤1000倍 ◎調査日:8月5日~17日の間 ◎調査方法:試験樹のすべての果実を収穫し、被害の有無を調査。◎考察:本剤は対照薬剤と比較して効果が優り、無処理に対しても高い効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。
*対照薬剤の表記:アルファベット順不同