訪花コウチュウ類
コアオハナムグリ:コウチュウ目 コガネムシ科
Oxycetonia jucunda
ヒメヒラタケシキスイ:コウチュウ目 ケシキスイ科
Epuraea domina
マメヒラタケシキスイ:コウチュウ目 ケシキスイ科
Epuraea paulula
コアオハナムグリ 成虫
コアオハナムグリ 被害
ケシキスイ 成虫
【加害作物】コアオハナムグリ:かんきつ、りんご
ケシキスイ類:かんきつ
コアオハナムグリは年1回発生し、越冬成虫が4月に現れ、かんきつの開花時期に果樹園周辺から飛来する。成虫は体長13mm前後で、濃緑色の翅に黄白色の斑点が散在する。
白い花を好み、かんきつ園では開花の始まるころから正午ころまで花の上にいて花粉や花蜜を食する。特に花蜜を吸うときに頭部やするどい爪で子房表面に線状の傷をつける。傷は果頂部から赤道部に及び、初め油浸状の傷が収穫期までに白く大きな傷になり、収穫物の等級に影響する。温州みかんよりも中晩柑類を好む。
ケシキスイ類は、茶褐色で平らな形をしており、体長はヒメヒラタケシキスイが約4mm、マメヒラタケシキスイは約2mm。生態は不明な点が多いが、周辺から飛来し、開花期間中は常にみられる。吸蜜時に幼果を傷つける。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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