殺成虫効果、産卵抑制、殺卵効果の
3つの力で効果安定!
品質の高いおうとう作りに貢献。
●害虫の発生と使用タイミング
①オウトウショウジョウバエの多発時期に先立って散布することで、被害を確実に抑制します。殺成虫、配偶行動阻害、殺卵の3つの効果で被害を予防します。
●害虫の生態・被害と防除のポイント
オウトウショウジョウバエ
6月から7月に2〜3回発生する。果皮に産卵管で穴をあけて産卵し、幼虫が果肉を食害する。
オウトウショウジョウバエに対する効果
2010年 山形県農業総合研究センター 園芸試験場
【試験概要】◎品種:ナポレオン(27年生)◎区制:1区 1樹 ◎発生程度:中発生 ◎処理日:6月22日、29日、7月6日 ◎処理方法:エクシレル®SE 2500倍、対照D剤 4000倍 ◎調査日:7月6日、14日 ◎調査方法:各区から果実を採取し被害果実を調査。◎考察:本剤は対照薬剤と同等の効果で、無処理と比較しても効果は高く、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。
ハマキムシ類(リンゴコカクモンハマキ)に対する効果
2010年(一社)日本植物防疫協会研究所 山梨試験地
【試験概要】◎品種:佐藤錦(11年生)◎区制:1区1主枝 3連制 ◎発生程度:多発生(放虫)◎処理日:6月11日(生育期) ◎処理方法:背負い式バッテリー噴霧器を用いて、主枝全体が十分濡れるよう散布。エクシレル®SE 2500倍、対照R剤 2500倍 ◎調査日:6月22日 ◎調査方法:各新梢部の被害部位を採取し、食害葉数、巻葉数および巻葉内の生存虫数を調査。◎考察:エクシレル®SEは対照薬剤と比較し、いずれの調査項目においても優る効果を示し、無処理に対しても効果は高かった。実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。
オウトウショウジョウバエに対する効果
2019年 山形県農業総合研究センター 園芸試験場
【試験概要】◎品種:紅さやか ◎区制:1区1果、3連制 ◎処理日:5月17日 ◎処理方法:5月16日に果実を収穫し、アリスクリームカップ内に1果を入れ、その中にオウトウショウジョウバエ雌成虫3匹を放虫し、24時間後に産卵数を数えた。その後産卵された果実に薬液1㎖を散布した。エクシレル®SE 2500倍、対照O剤 2000倍 ◎調査日:5月23日 ◎考察:エクシレル®SEのオウトウショウジョウバエ卵に対する補正殺卵率は、対照薬剤に比較して優った。
オウトウショウジョウバエに対する効果
2019年 山形県農業総合研究センター 園芸試験場
【試験概要】◎品種:佐藤錦/アオバザクラ ◎区制:1区1果 3連制 ◎処理日:5月21日 ◎処理方法:ハンドスプレーで300㎖/側枝の割合で散布。エクシレル®SE 2500倍、対照A剤 2000倍。散布3日後に果実を採取し、アリスクリームカップに1果を入れ、その中へ雌成虫3匹を放虫した。◎調査方法:24時間後に雌成虫の生死を確認して除去し、果実への産卵数をルーペや実体顕微鏡下で数えた。◎考察:エクシレル®SEのオウトウショウジョウバエに対する効果は対照A剤に比較して殺成虫活性が高く、無処理に比べても高い防除効果が認められ、実用性はあると考えられた。
オウトウショウジョウバエに対する効果
2020年 山形県農業総合研究センター 園芸試験場
【試験概要】◎品種:佐藤錦/アオバザクラ ◎区制:1区1樹(1果3連制)◎処理日:6月8日 ◎処理方法:20果以上着果している側枝にハンドスプレーで100㎖/枝の割合で散布。エクシレル®SE 2500倍、対照B剤5000倍。 ◎調査日:6月18日(散布10日後)◎調査方法:アリスクリームカップに1果を入れ、その中へ雌成虫3匹を放虫した。放虫5日後に果実を解体して生存している幼虫数を調査して補正殺卵率を算出した。◎考察:エクシレル®SEの散布10日後の補正殺卵率卵は対照B剤と比べて勝り、残効性が優れていた。また、無処理に対しても効果が認められ、薬害の発生は認められず実用性は高いと考えられた。