ミカンキジラミ
カメムシ目 キジラミ科
Diaphorina citri Kuwayama
【加害作物】かんきつ類、ゲッキツなどのミカン科植物
日本では奄美大島以南に分布する。年間を通じて発生を繰り返すが、春と秋の新芽時期の発生が多い。成虫で越冬する。卵は新梢に産卵され、若齢幼虫は新芽を吸汁し発育する。老齢幼虫以降は硬化葉にも寄生する。成虫、幼虫とも移動性は高くない。
主な被害は、かんきつ類に対するカンキツグリーニング病の媒介である。幼虫期にカンキツグリーニング病罹病樹で発育すると成虫体内で病原細菌が増殖する。保毒虫は終生病原細菌を媒介するが、卵を通して次世代へは伝染しない。
病気の媒介以外の被害として、成虫や幼虫が多発生した際の多量の甘露により生じるすす病がある。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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