チャバネアオカメムシ
カメムシ目 カメムシ科
Plautia crossota stali
【加害作物】なし、すもも、りんごなど果実全般
年1回、一部2回の発生。越冬態は成虫。林縁の枯葉内で、体色を枯葉色に変えて越冬する。成虫は6~7月に主にスギやヒノキのきゅう果に産卵し、幼虫はそれを吸汁して成長し、7~8月に新成虫が羽化する。
なしでは6月以降の幼果期から成虫の飛来が始まり、収穫完了時まで継続する。また、なし果実で幼虫が発生することもあるが、やがて死亡して成虫にはならない。
幼果期の被害ほど著しく、果実はその後奇形になったり落果する。成熟期の被害は、吸汁加害部はスポンジ状になり商品性を消失する。また、吸汁加害部を中心に腐敗することもある。本種のほかに、暖地ではツヤアオカメムシ、寒冷地ではクサギカメムシが加害する。
*本説明内容は2018年9月時のものです