ウメシロカイガラムシ
カメムシ目 マルカイガラムシ科
Pseudaulacaspis prunicola
【加害作物】もも、うめ、すもも、あんず、バラなど
年3回の発生で、1齢幼虫は5月上旬から、7月上旬から、8月上旬から発生する。一部9月下旬から4回目の幼虫が発生する年もある。越冬態は雌成虫。
秋季に発生した成虫が、枝や幹に寄生して越冬する。雄幼虫は2齢幼虫で成熟して繭を作って蛹化するが、集合する性質が非常に強く、多発生時には枝が繭で覆われ真っ白に見える。雌成虫は、円形の貝殻で覆われている。
本来は白い貝殻であるが、枝の割れ目、基部などに寄生することが多いことや、貝殻の表面は汚れているので見つけにくく、初発生の発見が遅れる。雌成虫が多発生すると寄生された枝は生長を阻害されたり、早期落葉したり枝が枯死することもある。
*本説明内容は2018年9月時のものです