クワコナカイガラムシ
カメムシ目 コナカイガラムシ科
Pseudococcus comstocki
【加害作物】ぶどう、りんご、なし、かんきつなど
寒冷地では年2回、暖地では年3回発生する。越冬態は卵。秋に発生した雌成虫の卵のう内で越冬する。越冬卵は4月下旬から孵化を始める。
本種は、新梢や葉柄の基部、葉裏、果房内などに直射日光が当たらない、暗い場所に好んで寄生する。また、このような場所は薬剤がかかりにくいので、ひとたび発生が始まると長年発生が続く。
排泄物を多量に出すので、すすが発生する。果梗枝に寄生すると果実にすすが発生し、商品性を著しく低下させる。
*本説明内容は2018年9月時のものです