オンシツコナジラミ
カメムシ目 コナジラミ科
Trialeurodes vaporariorum (Westwood) Greenhouse whitefly
【加害作物】ナス科、ウリ科をはじめとする広範な作物(施設)
1974年に海外から侵入した。成虫は弱々しく飛ぶ1mm程の白いハエである。だが、沢山舞い飛ぶと、非常に不快である。幼虫は葉裏にへばりついて動かないため、微少な点のように見える。このためなかなか気が付かない。
形態は後述のタバココナジラミと非常に似ているが、本種成虫はとまっているとき羽を開き気味にするので、上の写真のように末広がりに見える。一方タバココナジラミは、羽を閉じ気味なので後述のとおり細長く見える。
成虫は大量に卵を産むものの、幼虫の生育期間は1ヶ月ほどと、比較的長い。このため、ある日突然のように大量の成虫が出現し、驚くことがある。多発すると排泄物によりすす病を発生させる。また、吸汁害により植物の生育を悪くする。
防除であるが、幼虫は葉裏に生息し移動しないため、散布むらのないようにすることが重要である。
*本説明内容は2018年9月時のものです
防除に効果的な農薬
●ベリマーク®SC

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トマトオンシツコナジラミに対する防除効果

2013年 神奈川県農業技術センター
【試験概要】◎品種:桃太郎はるか ◎区制:1区 10株 3連制 ◎発生程度:多発生(オンシツコナジラミのみ放虫) ◎播種:5月21日 ◎鉢上げ:6月5日(9cmポット) ◎定植:6月28日 ◎処理日:6月25日 ◎処理方法:対照C剤を2g/株を株元処理。またベリマーク®SC 800倍は50㎖/ポットを灌注。 ◎処理時の作物ステージ:育苗期後半 ◎調査日:定植31日後(7月29日)、35日後(8月2日) ◎調査方法:各区8株全葉について寄生老齢幼虫数と成虫数を調査。(3区平均)
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