生育初期の害虫被害を防ぎ、健全なさとうきびを育てます。
【基本特性】
有効成分クロラントラニリプロール(通称:リナキシピル®)を配合した粒タイプの殺虫剤。
主にさとうきび場面で使用され、メイチュウ類への高い防除効果により、芯枯れを防ぎ、赤腐症状のない健全な株を育て、原料茎重、可製糖量を確保することに貢献しています。
特長1 速やかな摂食活動阻害による食入防止
有効成分リナキシピル®は、害虫に筋収縮をおこさせます。
そのためイネヨトウやカンシャシンクイハマキなどのメイチュウ類の食害を速やかに停止させ、さとうきびへの侵入を防ぎます。
特長2 優れた吸収移行性による長い残効性
リナキシピル®は、根からの吸収移行性を示します。
根から吸収させることで、植物体内に有効成分を保持させ、メイチュウ類に対して長期間効果を示します。
特長3 生育初期に処理しやすい粒剤タイプ
薬液調製や、散布作業を行う必要がありません。
植付、株揃い、培土などの作業と一緒に、手軽に処理を行うことができます。
■適用害虫と使用方法(2022年7月6日現在)
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 | 使用方法 | クロラントラニリプロールを含む 農薬の総使用回数 |
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さとうきび | メイチュウ類 | 4~6kg/10a | 植付時 | 1回 | 植溝土壌混和 | 4回以内 (粒剤は1回以内、 水和剤は3回以内) |
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生育期但し 最終培土まで | 株元散布 |
ツマジロクサヨトウ | 6kg/10a | 植付時 | 植溝土壌混和 |
生育期但し 最終培土まで | 株元散布 |
キャベツ | コナガ ハイマダラノメイガ アオムシ | セル成型育苗トレイ 1箱または ペーパーポット1冊 (約30×60cm、 使用土壌 約1.5~4ℓ)当り50g | 育苗期後半 ~定植当日 | 本剤の所定量を セル成型育苗トレイ または ペーパーポットの上 から均一に散布する | 4回以内 (定植時までの 処理は1回以内、 定植後の処理は 3回以内) |
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1g/株 | 育苗期後半 ~定植時 | 株元散布 |
はくさい | コナガ ハイマダラノメイガ | セル成型育苗トレイ 1箱または ペーパーポット1冊 (約30×60cm、 使用土壌 約1.5~4ℓ)当り50g | 育苗期後半 ~定植当日 | 本剤の所定量を セル成型育苗トレイ または ペーパーポットの上 から均一に散布する |
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コナガ ハイマダラノメイガ アオムシ | 1g/株 | 育苗期後半 ~定植時 | 株元散布 |
ブロッコリー | コナガ ハイマダラノメイガ | セル成型育苗トレイ 1箱または ペーパーポット1冊 (約30×60cm、 使用土壌 約1.5~4ℓ)当り50g | 育苗期後半 ~定植当日 | 本剤の所定量を セル成型育苗トレイ または ペーパーポットの上 から均一に散布する |
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コナガ ハイマダラノメイガ アオムシ | 1g/株 | 育苗期後半 ~定植時 | 株元散布 |
レタス | ナモグリバエ | セル成型育苗トレイ 1箱または ペーパーポット1冊 (約30×60cm、 使用土壌 約1.5~4ℓ)当り50g | 育苗期後半 ~定植当日 | 本剤の所定量を セル成型育苗トレイ または ペーパーポットの上 から均一に散布する |
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ナモグリバエ オオタバコガ | 1g/株 | 育苗期後半 ~定植時 | 株元散布 |
トマト | ネキリムシ類 ハモグリバエ類 | 4回以内 (定植時までの 処理は1回以内、 散布は3回以内) |
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きゅうり | ハモグリバエ類 |
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なす | ネキリムシ類 ハモグリバエ類 | 3回以内 (定植時までの 処理は1回以内、 散布は2回以内) |
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プレバソン®粒剤 適用表 適用内容(印刷用PDF)
効果・薬害等の注意●本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して薬剤が皮ふに付着しないよう注意してください。
●水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
●空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
●直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。