ほうれんそうなど畑作物の畑地一年生雑草の除草剤
レンザーは、ほうれんそう、かんしょをはじめとする畑作物の一年生雑草の防除で30年以上の実績のある除草剤です。
農林水産省登録:第24143号(レンザー)
有効成分:レナシル・・・80%
販売会社:丸和バイオケミカル株式会社
レンザーは、一年生雑草の播種前後、定植前後で使用できます。
●ほうれんそう、かんしょ、てんさい、いちごの畑作物の畑地一年生雑草に効果があります。
● ほうれんそうおよびてんさいに対し選択的に安全性が高く、雑草管理におすすめです。
● かんしょの植付後およびいちごの定植後に全面散布が可能です。
●一年生のイネ科、広葉雑草に有効で安定した効果が長期間持続します。本除草剤は残効性が長く、後作物に対して影響を及ぼすことがあるので注意してください。 ■適用雑草と使用方法(2018年10月10日現在)
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の 使用回数 | 使用方法 | レナシルを含む 農薬の総使用回数 |
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薬量 | 希釈水量 |
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日本芝 (こうらいしば) | 一年生雑草 | 秋期 雑草発生前 | 200~250 g/10a | 250~300 ℓ/10a | 1回 | 全面土壌 散布 | 2回以内 |
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てんさい (直播栽培) | は種後~ 発芽前 | 70~100 ℓ/10a |
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は種前 | 100~150 g/10a | 全面土壌 散布後土壌 混和 (混和深度 2~3cm) |
てんさい (移植栽培) | 定植前 |
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かんしょ | 植付後 但し、収穫 30日前まで | 2回以内 | 全面土壌 散布 |
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ほうれんそう | は種覆土 直後 | 1回 | 1回 |
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いちご | 定植後 但し、収穫 120日前まで |
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レンザー® 適用内容(印刷用PDF)
効果・薬害等の注意
●10アール当り所定の薬量を水約 70~300 Lの中に加え、十分かきまぜてから均一に散布してく ださい。
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●生育した雑草には効果が少ないので、雑草の発生前に散布してください。
●砂地で水はけのよい畑では使用をさける。また沖積畑では薬量をひかえめにしてください。
●日本芝(こうらい芝)に使用する場合は、ターフ形成前又は老質化した芝生では使用をさけてください。
特に芝地の場合、傾斜地では窪地に薬剤が集中するおそれがあるので、薬量、散布液量を少な めにして、均一に散布するよう十分注意してください。
●西洋芝には使用をさけてください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●使用後、容器や散布機具は必ず水で十分に洗ってください。
●てんさい(直播栽培)のは種前及びてんさい(移植栽培)に使用する場合は、2~3cm の 深さに土 壌と混和してください。
●ほうれんそう及びてんさいの播種後に使用する場合は、覆土深は 1cm 以上とし発芽後の使用はさけてください。
●地下水位の高い所や降雨後など土壌が湿り過ぎている場合は、薬害を生じるおそれがあるので 使用しないでください。
●本剤は残効性が長く、後作物に対して影響を及ぼすことがあるので注意してください。
●特に、いね科、まめ科、うり科、なす科及びあぶらな科作物では影響が認められているので、露地においては本剤処理後6ヶ月以内にこれらを後作物として栽培しないでください。
●施設内(トンネル、雨除け栽培を含む)において、ほうれんそう以外の後作物を栽培する可 能性がある場合には本剤を使用しないでください。また、施設内において本剤を使用する場 合は年1回としてください。
●散布器具や容器の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してくだ さい。
安全使用上の注意
●誤食などのないように注意してください。誤って飲み込んだ場合は吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。使用中に異常を感じたときは直ちに医師の手当を受けてください。
●本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんで洗い落としてください。
散布液調製時及び散布の際は、農薬用マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。