ハスモンヨトウ
チョウ目 ヤガ科
Spodoptera litura (Fabricius)
日本各地に分布。幼虫の体色は、若齢時は淡緑色だが、成長すると淡緑色から黒褐色まで変化に富んだ色彩を呈する。終齢幼虫の体長は40mm程。極めて広食性で、多くの野菜類、畑作物を加害する。チャでは、若齢幼虫は葉裏に群生して表皮を残して食害するが、成長すると分散し、日中は土塊や下葉の間に潜み夜間に葉を加害するようになる。防除にあたっては、農薬の効果が高い若齢幼虫時の防除が重要である。
成虫は体長約20mm、前翅は褐色で灰白色の縞模様がある。南方系の害虫で、西南暖地で発生量が多い。また、成虫が長距離移動し、世代を重ねる毎に発生量が増大する傾向がある。かつては温暖地でないと野外越冬できないとされていたが、近年の加温施設の増加や気候温暖化等により発生地が北上している。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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