マメハモグリバエ
ハエ目 ハモグリバエ科
Liriomyza trifolii (Burgess) Serpentine leafminer
【加害作物】ナス科、ウリ科をはじめとする広範な作物
葉に潜り込んで食害し、白い線状の跡を残す害虫は、「絵描き虫」と呼ばれている。「絵描き虫」には、蛾の仲間、甲虫の仲間もいるが、最も多いのはハモグリバエ類である。葉の中に潜っているのは幼虫で、小さなウジである。
また成虫は産卵管で葉の表面を傷つけ産卵する。この行動は産卵だけではなく、その傷からしみ出る汁の摂食もしている。そのため沢山の白い斑点を残す。
マメハモグリバエは多くの農薬に抵抗性を持っており、対応を誤ると、葉がすべて落ちてしまうほどの被害をもたらす。本種は1990年に初めて確認され、全国に広がり、名前と異なり多様な作物で重要害虫となった。しかし、後述のトマトハモグリバエの侵入後、これに取って代わられつつあり、最近ではなかなかお目にかからない。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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