チャノキイロアザミウマ
アザミウマ目 アザミウマ科
Scirtothrips dorsalis Hood
本州以南の日本各地に分布。成・幼虫が新芽・新葉・新梢の表面を加害する。萌芽期には芽の内部にも侵入するため、未展開の新葉基部や芯が加害され、芽は小さいまま硬化して奇形葉となりやすい。被害が甚だしい場合は、芽の伸長が止まり褐変枯死する。新葉が展開すると、中肋基部の褐変と左右対称の褐色の条痕が生じる。
年5~8回発生し、成虫で越冬するとされる。3月上旬から活動を始め、後述のチャノミドリヒメヨコバイ同様、二、三番茶芽の開葉期と秋芽生育期に発生が多い。防除時期は二番茶芽の萌芽~開葉期、三番茶芽の萌芽期~生育期、秋芽生育期である。通常チャノミドリヒメヨコバイと同時防除される。雨が少なく乾燥した年に多発生する傾向がある。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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