ミカンキイロアザミウマ
アザミウマ目 アザミウマ科
Frankliniella occidentalis
【加害作物】みかん、もも、かき
主に雑草や農作物の花粉を食べて発生する。野外および施設内で周年発生が見られるが、5~10月に発生が多い。雑草で発生した成虫が果樹園に飛来し、花粉を食べて増殖した成虫や幼虫の一部が子房や幼果を食害する。露地栽培で発生することは稀で、主に施設栽培で発生する。
アザミウマとしては大型である。成虫の体色は、高温期では黄色、低温期では茶色。海外からの侵入種で、在来種のヒラズハナアザミウマと酷似する。
被害はいずれも果皮に出るが、果樹の種類で被害症状は異なる。みかんでは小さな油浸状斑が点々と現れる。ももでは大きな白斑が生じたり縫合線が白くなる。かきでは黒い小斑点が生じる。ともに収量には影響しないが、商品性は著しく低下する。
*本説明内容は2018年9月時のものです
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