ネコブセンチュウ類
ハリセンチュウ目 メロイドギネ科
Meloidogyne spp. Root-knot nematode
【加害作物】マメ科作物、野菜、花卉、果樹、たばこ等広範な作物
野菜では、ウリ科、にんじん、トマト、なすで被害が大きい
主要なものはサツマイモネコブセンチュウ、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ、およびジャワネコブセンチュウの4種である。第2期幼虫が土壌中を動き回り根に侵入し、雌が定着・肥大化し「根こぶ」を形成、水分や養分の吸収を阻害する。
被害程度は作物によって異なる。ウリ科は被害が大きく、夜はしゃんとするが、昼間はしおれてぐったりしてしまう。一方、ナス科は少発生だとほとんど実害がない。しかしナス科作物は栽培期間が比較的長いので、防除を怠ると、収穫後期に大きな影響が出る。
防除対策の基本は、定植前の土壌消毒や定植時の粒剤処理である。抵抗性品種の育成などもすすんでいるが、絶対的なものではない。
*本説明内容は2018年9月時のものです