ベリマーク®SC ユーザー証言ファイル
栃木県真岡市
藤井 智和さん
JAはが野管内で営農する専業農家。ご両親、パートさんとともに、いちご45a(とちおとめ)、水稲2haを手がける。
ハスモンヨトウとアブラムシ類を同時防除。
ハダニ対象の灌注剤との混用で、
狙い通り効率よく防除できました。
ハスモンヨトウを1ヵ月間、確実に予防。アブラムシ類も見あたらない
機械化や作業の創意工夫によって、いかに人件費を抑えるか。そして、いかに病害虫の被害を出さずに品質の高いいちごをつくるか。それが目下の課題、と話すのはJAはが野管内の若手生産者 藤井さん。いちごの問題害虫は、ハダニ、アザミウマ類と秋口のハスモンヨトウ、アブラムシ類なのだそうです。
藤井さんは昨年9月上旬のいちご苗の定植2日前に、25a分の1万6千株の苗に対してベリマーク®SCをハダニ対象の灌注剤との混用で使用。従来通り定植10日後に他殺虫剤を追加散布し、体系防除の効果が上がったとおっしゃいます。
「ハスモンヨトウを約1ヵ月間、確実に抑えてくれました。幼虫の密度がグッと下がったなっていう感じです。使用してまだ1年目なので、検証していく必要はありますが、このぐらいハスモンヨトウを抑えてくれるなら、来シーズンは定植10日後の追加散布は必要ないかもしれませんね」と藤井さん。「これまでハスモンヨトウは定植後飛び込んできたら散布剤で防除するスタイルでした。後手に回っているなとは常々思っていて。
ベリマーク®SCによる予防的な灌注処理に変えてみて、成功したなと実感しています」。
また、アブラムシ類についても「昨年、知り合いのいちご農家さんは定植後にアブラムシ類の発生が多かったそうですが、うちは秋口のアブラムシ類がいなくなって、年内いっぱい姿を見ることがなかった。長期間アブラムシ類を抑えてくれました。ちょっと驚きましたね」とおっしゃいます。
ハダニ対象の灌注剤と混用し、効率よく防除
ハダニ対象の灌注剤との混用についても「薬害もなく、効率よく同時防除ができました。いちご農家にとって、定植前に灌注処理で主な害虫を予防的に防除しておけるのは、非常に有難い。定植前後は作業が多くてほんと忙しいし、本圃の散布よりはるかにラク」とのこと。
また「灌注処理って、成分を根から吸わせられるから、新しい葉っぱにもすばやく移行して守ってくれるでしょ?移行性がある薬剤って少ないから重宝しますよ。安心感が断然違いますよね」と藤井さん。
今後はこうした作業効率化でぜひ反収アップを図っていきたい、とおっしゃいます。常に先を考え、未来図を描かれる農業経営者の横顔を、笑顔の垣間に拝見することができました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2022年6月取材時のものです。