ベリマーク®SC ユーザー証言ファイル
香川県綾歌郡綾川町
髙嶋信隆さん
いちごを手がけて51年。いちご10a(さぬきひめ)、水稲90aを作付。いちごでは、地域でトップクラスの反収をマーク。
3週間以上の残効で防除を1回スキップ。
ハスモンヨトウの食害がなくなって
11月の反収が安定するようになった。
いちごづくりは苗づくりが7割。
夜冷施設で10日ほど早く本格出荷
いちごの平均反収が7.2トンと香川県内の平均を大幅に上回るいちごの名人生産者、髙嶋さん。その秘訣は「何といっても苗づくりと病害虫防除」と断言されます。
「本圃に定植してからの生育は、いかに健苗に仕上がってるかで勝負が決まる。苗半作じゃなくて、苗7割ぐらいのイメージだね」。
髙嶋さんの苗づくりは、通常一株二芽で仕立てるところを一株一芽で管理。ランナーの数は減るものの、一株がより大きくなりランナーも太くなるのがポイント。個人で夜冷施設を導入され、8月中旬から下旬にかけて夜冷処理することで、通常より10日ほど早い11月初旬から、本格的にいちごの出荷をスタートされるとのこと。
大事な苗の初期生育の課題が、ハスモンヨトウやアブラムシ類の防除。とりわけハスモンヨトウによる食害は、11月いっぱいまでの初期収量に大きく影響するのだそうです。
「ハスモンヨトウは本圃に定植すると、すぐに卵を産み付けに来る。以前は定植後1週間もすると、ハウスのあちこちで幼虫に葉を食害されて、本格出荷を開始する大事な11月の収量が安定しなかった」と髙嶋さん。そんな課題解決のために3年前、ベリマーク®SCを定植当日に灌注処理したところ、「ハスモンヨトウの食害がなくなった」とおっしゃいます。
ベリマーク®SC でハスモンヨトウの食害がなくなった。
今後は反収8トンをめざす
「しかも、ベリマーク®SCは3週間以上残効がある。使い始めてから、葉かき作業の時期まで1回目の防除をしなくて済むようになった。本圃の防除回数が1回減るというのは、労力的にも、作業スケジュール的にも大きいよ」。
「食害がなくて、きれいに葉が揃ってると気分もいいよね。ベリマーク®SCのおかげで、11月の本格出荷の収量がすごく安定するようになった」と高嶋さん。
「ハスモンヨトウの他にも、アブラムシ類、アザミウマ類、コガネムシ類にも効くからね。まわりの仲間にも、ベリマーク®SCはいいぞ!とすすめてるんだ」とおっしゃいます。
初期の収量が安定したことで、さらに腕に磨きをかけて「反収8トンをめざしたい」と髙嶋さん。そんな目標も、きっと近いうちに実現されることでしょう。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2023年4月取材時のものです。