トマトサビダニ
ダニ目 フシダニ科
Aculops lycopersici (Massee) Tomato russet mite
【加害作物】ナス科 特に問題となるのはトマト
ホコリダニと同様非常に小さく、肉眼で確認するのは困難である。果樹や茶などではいろいろな種類のサビダニ類がいる。
一方野菜類では、トマトサビダニの発生が近年増加している。本種は1986年初めて侵入が確認された。
ホコリダニとは異なり、特に生長点を好むのではなく、むしろ下葉から葉や茎・果実を加害する。葉・茎の被害部位は次第に黄化し、まるで病気に冒されたような症状を呈する。果実は表面が鮫肌状になり褐変する。害虫と間違えて防除すると、手遅れになることがあるので注意する。
*本説明内容は2018年9月時のものです