ナミハダニ
ダニ目 ハダニ科
Tetranychus urticae
【加害作物】なし、おうとう、もも、りんご、茶など
なしでは4月の発芽後から10月の落葉前まで多種類のハダニが発生する。季節や地域、栽培型により主要種が異なる。ナミハダニの越冬態は成虫。樹皮下やなし園の下草などで休眠状態で越冬する。6月から7月に掛けて急増する。8月には一時減少するが9月から再び増加する。
新葉での被害症状は、初発生時は葉表には多数の小白点が生じ、さらに発生が多くなると葉色は退色し、奇形葉になることもある。展葉後の硬化した葉では葉表には白斑は現れないが、多発生時には全体退色し葉裏は茶褐色になる。
梅雨明けから盛夏時に多発生すると、高温と直射により葉焼けになり果実の肥大や品質に影響する。秋の多発生は早期落葉の原因になる。
*本説明内容は2018年9月時のものです