ベリマーク®SC ユーザー証言ファイル
長野県北佐久郡御代田町
荻原大治さん
JA佐久浅間 伍賀野菜部会 部会長として地域をけん引。部会としては年間14万ケースのレタスを出荷。「伍賀ブランド」として市場から高い評価を受けている。部会長ご自身では、結球レタス3haなどを作付。
高級ブランド「伍賀レタス」の
品質を左右する病害虫防除。
オオタバコガを2~3週間しっかり抑え、
ナモグリバエ、アブラムシ類も同時防除できて安心。
細かい選別作業で市場から高く評価される
高級ブランド「伍賀レタス」
強い日差しが照り付ける中、時折すずしい風が吹き抜ける、荻原さんのレタス圃場におじゃましました。荻原さんが部会長を務めるJA佐久浅間 伍賀野菜部会の「伍賀レタス」は、高級ブランドとして市場から高く評価されています。
「うちの部会では80名の部会員がそれぞれの畑で、収穫時に大きさ・形・ランクに応じて9種類の規格に選別を行っています。その選別の厳しさが評価されているんだろうね」と荻原さん。
「栽培上でのこだわりは、土づくりと全面マルチ被覆。全面マルチには、地温の確保、雑草や害虫の抑制、降雨による泥はね防止と病害の軽減、畝の水分保持など、たくさんのメリットがある。コストや労力はかかるけど、最終的な品質を考えると必須の資材だね」とおっしゃいます。
また、「レタスの品質を大きく左右するのは病害虫防除。特にアブラムシ類とオオタバコガの防除が最重要です」と荻原さん。2016年からべリマーク®SCを採用され、定植当日のレタスに灌注処理していらっしゃいます。
結球前のオオタバコガを2~3週間しっかり抑える。
ナモグリバエ、アブラムシ類も同時防除できて安心。
「アブラムシ類も重要だけど、オオタバコガはレタスの中に入り込むからやっかい。結球前までいかに抑えるかが勝負なので、べリマーク®SCに頼ってます。2~3週間ぐらい残効があって、結球前のオオタバコガをしっかり抑えてくれる。大助かりです」と荻原さん。
また、「この辺では、10年ぐらい前にナモグリバエが大発生したので、発生が見られなくても警戒しています。べリマーク®SCを使い始めて5年以上経つけど、ナモグリバエの再発をまぬがれているのは、そのおかげだと思いますね」。
荻原さんの良き相談相手であるJA佐久浅間の伊藤綱人さんは、「べリマーク®SCは、アブラムシ類、オオタバコガ、ナモグリバエなど幅広い害虫を同時にしっかり防除できるので、安心感がありますね。昨年あらためてべリマーク®SCの効果試験を行ったのですが、アブラムシ類に約2週間は確実に残効があるのを確認できました。レタスづくりの現場では、どうしても本圃の1回目の防除タイミングが遅れてしまうケースも出てくるので、定植当日の処理で長期残効がきちんとあるのは、本当に助かっています」とおっしゃいます。
以前は、播種前に粒剤の殺虫剤をセルトレイの培土に混和していたという荻原さん。「混和機で粒剤と培土を混ぜなきゃ均一にならないから、作業が結構大変でしたね。べリマーク®SCは希釈してジョウロで苗にかけるだけだから、作業がぐっと楽になりました。今まで一度も薬害なんてないし、まわりから薬害が出たという話も聞いたことがない。苗への安全性という意味でも安心して使ってます」とのこと。
収穫時の規格選別、全面マルチ、病害虫防除。どれも手を抜かず、これからも伍賀レタスブランドを守っていきたい──荻原さんと伊藤さんの熱い思いは、きっと市場や消費者にも届くことでしょう。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2023年7月取材時のものです。