トルネードエース®DF ユーザー証言ファイル
茨城県坂東市
古矢 優貴さん
JA岩井管内でご両親、奥様とともに春レタス、秋レタスを各1.2ha、ねぎ1ha、水稲を作付する専業農家。
抵抗性シロイチモジヨトウ、オオタバコガにも。
しっかり安定して効くから、ローテーション防除の柱。
過去10年の統計データを活かし、秀品率、L玉率を高める施肥設計を実施
国内屈指のレタス生産量を誇る茨城県でも、最大級産地のJA岩井管内。春レタスを2~5月、秋レタスを10~12月に出荷、そのブランド力は市場でもひときわ高く評価されています。その中でも上位ブランドに位置づけられているのが、有機質80%以上の肥料を使用し、土づくりにこだわった生産者のみが手がける「野菜名人“惚レタス”」。古矢さんも、その名人レタス生産者のひとりです。
「基肥は有機質肥料や、反当6~8袋のボカシ肥料などを施用。天候や圃場にあわせて施肥設計を調整しています」と古矢さん。高品質なレタスを安定供給する秘訣については、「L玉が一番高く取引されるので、いかに秀品率とL玉率を高めるかがポイント。レタスは天候、気温、品種、圃場などによって生育が異なるので、自分なりにすべての圃場の過去10年分の秀品率、L玉率の統計データを記録していて、それを参考に毎年、施肥設計をします」とおっしゃいます。
抵抗性シロイチモジヨトウにも優れた効果。
オオタバコガ、ヨトウムシも10日以上は確実に抑えてくれる
古矢さんが近年最も苦慮されているのが、大型チョウ目害虫の対策。一部の系統の殺虫剤に対して抵抗性が発達したことで、効果のある殺虫剤の選択肢が少なくなってきているのだそうです。
「特に、一部の系統の殺虫剤が、シロイチモジヨトウの老齢幼虫には効かなくなってきました。効果的な薬剤の選択肢がすごく少なくなって、ローテーションを組むのに苦労します」と古矢さん。そこで頼りにしているのがトルネードエース®DFだとおっしゃいます。
「就農当時から大型チョウ目害虫の対策に愛用していますが、抵抗性で問題になっているシロイチモジヨトウにも、ホント安定してしっかり効いてくれる。オオタバコガやヨトウムシなんかも、10日以上確実に抑えてくれますね」。
また、「9月の秋雨の時期でも効果がまずブレないため、耐雨性が高いと感じます。秋レタスは3~5回は生育期防除を行うんだけど、結球する前を狙って、1回目か2回目で必ずトルネードエース®DFを使います」と古矢さん。1ha作付されているねぎにもトルネードエース®DFを愛用されているとのこと。その理由は、「やっぱりシロイチモジヨトウの防除。ねぎでも確実なんで」と教えてくださいました。
自分の目で効果の高さを確かめてきたから、長年ローテーション防除の一番の柱
「トルネードエース®DFは効果が目に見える」と古矢さん。「散布した薬剤が効かなかったときは、収穫期にレタスの下から覗くと、葉のすき間からオオタバコガの糞などが透けて見える。レタスって2~3日で葉を1枚巻くから、すぐわかるんです。トルネードエース®DFを使用したときは、それが見えたことが一度もない。当然葉の被害も一切ありません。独自の系統っていうこともあるけど、それ以上に自分の目で効果の高さを確かめてきたから、長年ローテーションの柱にしているんです」。
地元の生産者仲間十数名で構成する若手グループに参加し、自発的な講習会などを通じて、産地の技術レベル底上げを図っておられる古矢さん。産地をリードする若き担い手の熱い想いが伺えました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2022年10月取材時のものです。