ベリマーク®SC ユーザー証言ファイル
熊本県玉名市
中島聡弘さん
JAたまな中央集荷センタートマト部会に所属。ご家族で農業経営に取り組む36歳の担い手専業農家。トマト60a(かれん、麗容)、水稲80aを作付。
作業の効率アップが結局、品質、収量アップに直結。植穴への粒剤処理から、べリマーク®SCの根回し水処理への変更で、コナジラミの長期防除を劇的に省力化。
20年以上前から産地全体でトマト黄化葉巻病対策を継続。
タバココナジラミを「入れない、出さない」が大事
M玉の秀品がメインになるよう、奥様、ご両親、パートさんとともに品質重視のトマトを手がける中島さん。20代の就農間もない頃から、トマトの名産地玉名を全国一のブランドにと考えていたとおっしゃいます。
「名産地と評していただける玉名ですが、トマト黄化葉巻病の抑制には20年以上、産地全体で取組みを続けています。夏場に1ヶ月間の休耕期間を設け、ハウス内土壌を太陽熱で消毒しますし、定植前には防虫ネットをしっかり張って、病気を媒介するタバココナジラミをハウスの中に入れない、出さないことも大事。また、コナジラミは葉裏にいることが多いので、葉表から葉裏まで適期にていねいに薬剤を散布することも重要ですね」。
定植後1~2週間の多忙な時期の作業を
少しでも省力化できる工夫を模索
中島さんのトマトの定植時期は、自家育苗の『麗容』が10月中旬、購入苗(セルトレイ苗)の『かれん』が9月中旬。定植時期は様々な作業が集中するため、少しでも省力になる工夫を以前から模索していたとおっしゃいます。
「定植してからの1~2週間は、支柱を立てたり、誘因するヒモを張ったり、毎日欠かさず根回し水をやったりと、とにかく忙しい。その間にコナジラミ対策の粒剤処理も必要で、以前は植穴一つひとつに粒剤を処理していました」。
「それが、昨年JAから『べリマーク®SCなら根回し水と一緒に処理できて、すごく省力になる』って聞いたんで、さっそく取り入れたんですよ」。
植穴への粒剤処理をやめて、必ず行う根回し水に、
べリマーク®SCを混ぜて処理。
劇的な省力化に加え、3週間以上コナジラミ防除が不要に
「どっちみち根回し水(定植直後の灌水)はやるんだから、その根回し水にべリマーク®SCを混ぜてまけるのであれば、一石二鳥じゃないですか。定植直後の『かれん』の2700株に処理しましたけど、黄化葉巻病にかかったのはわずか数株で、全体の1%もなかった」。
「劇的な省力になっただけじゃなくて、粒剤より効果が高くて、残効も3週間以上しっかり続いたんで、その間いっさいコナジラミ防除が不要だった」とおっしゃいます。
さらに、「作期分散の目的で、去年ハウスを1棟増やしたんですよ。べリマーク®SCのおかげで、スタッフの増員なしで定植期を乗り切れるようになった」とのこと。
「トマト農家にとっては、作業の効率アップが結局、品質、収量アップに直結すると思いますね。べリマーク®SCの根回し水処理は、そんなニーズにぴったりはまってる」と中島さん。笑顔で取材を締めくくってくださいました。
※コメントは取材当時の個人の感想です。
本内容は2024年4月取材時のものです。