トマトのコナジラミに手軽で確実な灌注処理|熊本県 トマト生産 梅野さん ベリマーク®SC体験
トマトのコナジラミに手軽で確実な灌注処理 |
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コナジラミを防除して一段目から美味しいトマトを たくさん実らせる手軽で確実な灌注処理が役立っています。 熊本県玉名市 梅野治行さん | |
トマトの生産量日本一を誇る熊本県。なかでもJAたまな管内は、主要産地の一つとして知られています。玉名市で、ご家族6人でトマト作りに励まれている梅野治行さんを訪ねました。
ハウス内は数年前に導入した環境制御技術により、CO2濃度をはじめ、気温、湿度、照度が測定され、コンピューター制御によって一括管理。夏場を除いてほぼ通年で出荷されています。 「良いトマトを育てる第一条件は、環境づくり。光合成が進むような環境を作ってやることが一番大事です。数年前にこの技術を導入してから、2割近くも収量が増えたんですよ」と誇らしげに語ってくださった梅野さん。また、梅野さんは栽培方法にも独自の考えをお持ちで、「一段目からガンガン採る」ことにこだわっています。 「定植後のトマトは通常、樹勢を強くして生育を安定させるために、一段目に出来た実はあまり採らないものですが、私の場合は、花がついた分だけマルハナバチ交配で5~6個着果させます。その方が、実成りが充実して美味しいトマトができますし、冬場の早い時期に出荷できるんです」。 梅野さん曰く、一段目からたくさん実らせるために欠かせないことは、問題害虫・タバココナジラミが媒介する黄化葉巻病の感染を最小限に抑えること。防除の際は、受粉活動を担うマルハナバチに対して影響のない薬剤を選ぶことも大前提だと言います。 「薬剤や防虫ネットなどの資材でしっかり対策をとっていても、必ずコナジラミはハウスに飛び込んできます。多少の病株が出てしまうのは仕方のないことなので、毎日ハウス内を見て回ることで感染を拡げないことが大事なんです。それでも過去のひどい時には、一日に百何十本もの株を抜いて、しかもそれが一週間ずっと続いたこともありました。その時はもう、ハウスに入るのが辛かったですね」。コナジラミとの戦いは時間との勝負、トマトの苗は定植の時点から、すでにハウスに潜むコナジラミに狙われていると言います。 「これまで、定植後は粒剤をまいていましたが、粒剤が水に溶けて効果を発揮するまでの時間でさえも、コナジラミにやられないか心配でした。それに比べてベリマーク®SCの灌注処理なら、水に溶かした成分がすぐに吸われるから、安心感が違います。水やりと薬剤処理を一つの作業でできるので余計な手間もかかりません。おかげで今年は、全株18,000本のうち病株は100本弱ぐらいで済みました」と笑顔で話してくださった梅野さん。 「一段目からガンガン採る」という梅野さんのこだわりに、ベリマーク®SCの灌注処理は、タバココナジラミに対する効果の早さと確実さでお役に立っているようです。 |