農作業の中でも定植前の粒剤処理は、1株ずつ腰をかがめて処理する必要があるため、身体的な負担を感じる方も多くいらっしゃいます。定植前の防除に灌注処理を導入すれば、立ったままの姿勢でまとめて苗の上からジョウロで処理できるため、粒剤処理に比べて防除作業の負担が大幅に軽減されます。実際に、きゅうり苗への灌注処理と粒剤処理の作業動作をそれぞれ撮影し、作業中の姿勢や動作の繰り返し回数などから身体への負担を分析すると、灌注処理の作業負担は、粒剤処理の1/3以下であることが分かりました。しかも、ベリマーク®SCは、アザミウマ類、コナジラミ類、アブラムシ類などの吸汁性害虫に3~4週間の長期残効を示すため、定植後の初期生育が安定します。また、吸汁性害虫が媒介するウィルス病の被害抑制効果も期待できます。灌注は育苗期後半から定植当日まで、いつでも処理が可能です。鉢上げ前後や購入苗到着時など苗がまとまっているタイミングで処理を行うと、短時間で多くの苗に処理できて効率的です。苗を上から眺めた時に、葉の隙間から培土が見える生育段階であれば、はす口ノズル付きのジョウロで均一に処理して下さい。苗の葉で培土が見えない段階まで成長している場合は、はす口ノズルをはずしたジョウロ等で培土に処理するのがお勧めです。有効成分は根から吸収されて、地上部に移行するため、培土に適切な薬量を落とすことが効果を安定させるポイントです。ベリマーク®SCは、定植前の防除作業の負担を軽減し、定植後の安定した初期生育を実現させます。