プリロッソ®粒剤 だいこんでの上手な処理方法
プリロッソ
®粒剤の有効成分のメカニズムを活かした、だいこんでの処理方法についてご説明します。
プリロッソ
® 粒剤の有効成分は、接触よりも経口の方が活性が高いことが判っています。よって、だいこんの根圏がある場所に薬剤を処理することにより、有効成分が植物体に吸収され、さらに安定した効果を発揮させることができます。播種溝土壌混和処理の適用登録ですが、播種同時処理機械や簡易播種機を使用される場合は、その点を考慮されたほうが効果が安定します。薬剤の処理深度は目安として3~6cmですが、手動播種機ではその深度に処理するのは困難なので、できるだけ種子と同レベルの深度を目指してください。
■だいこんにおけるプリロッソ粒剤作用特性モデル

■アタッチメントを用いた処理例

ポイント1:処理深度は3~6cmを目標にしてください

ポイント2:適度な土壌水分を確保してください。
粒剤ですので水分がないと有効成分が溶出しません。適度な土壌水分が確保されている状態、あるいは降雨により水分補給が確実に見込まれる状態で薬剤処理を行ってください。 ポイント3:有効な散布剤と組み合わせて使用してください。
プリロッソ®粒剤は優れたキスジノミハムシ防除薬剤ですが、その残効は処理後約1ヶ月間です。キスジノミハムシの発生が多い時期に使用される場合は、キスジノミハムシに有効な散布剤と体系を組み、収穫時までの防除を行ってください。

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キスジノミハムシによる被害 | 根を食害するキスジノミハムシ幼虫 | 葉を食害するキスジノミハムシ成虫 |
また、キスジノミハムシは最盛期には連続的に産卵し常に加害の機会があるので、防除体系については普及センターやJA等の専門機関に相談してください。