ナメクジ類

【加害作物】マメ科作物、野菜、花卉、果樹、たばこ等広範な作物

ナメクジは在来種、チャコウラナメクジは外来種である。ともに葉、茎、花、および果実と、作物全ての部位を食害する。食害痕はヨトウムシ類に似ているが、本種は白く光る這い痕が残るので、区別ができる。

ナメクジは殻を持たないため乾燥に弱い。このため昼間は落ち葉やマルチ等資材の下に隠れ、夜間に活動する。したがって、圃場を乾きやすい環境にすること、潜伏場所になるごみや資材をこまめに片付けることが防除につながる。この他、銅線や銅板を圃場まわりに設置することも有効といわれる。

薬剤防除では、夜間這い回る際に薬剤暴露されるよう、作物にはムラなく散布する。

*本説明内容は2018年9月時のものです