ナシアブラムシ
カメムシ目 アブラムシ科
Schizaphis piricole
【加害作物】なし、もも
春から初夏にかけて発生が多いが、新芽が伸びている期間は継続して発生する。越冬態は卵。冬芽やその周辺に産卵する。
成虫も幼虫も、体全体鮮やかな緑色の大型のアブラムシ。新芽の葉表側に寄生して大きなコロニーを作る。展開中の葉にも継続して寄生を続けるので、葉は内側に巻くようになる。
寄生数が多いと葉は萎縮したり奇形になる。落葉はしないが、発生期間が長期におよび、1枝の全部が葉が巻いた状態になり、正常葉はなくなるのでその後の果実の肥大に影響を与える。排泄物が多いので降雨が少ないときには、すすが発生する。
*本説明内容は2018年9月時のものです